神奈川の潮干狩りスポット
続いて神奈川県の潮干狩りスポットを紹介します。
東扇島東公園
東扇島東公園は都内からもほど近い川崎市の公園で、人工海浜「かわさきの浜」にアサリやマテ貝などの貝類が自生しており、無料で潮干狩りが楽しめます。
幅15cm以上の貝採り器具の使用や2cm以下の貝持ち帰り、2kg以上の採取は基本的に不可など規則もあるので注意しましょう。
釣りも楽しめる公園で、湾奥ながら様々な魚種が狙えるので合わせて楽しむのもおすすめです。
アクセス:川崎駅東口から東扇島循環バスで「東扇島東公園前」下車。車は首都高湾岸線東扇島IC~R357利用。駐車場は普通車3~5時間未満¥400、5~8時間未満¥600、8時間以上¥800。
土、日、祝日は駐車場や周辺道路の混雑が予想されるので公共交通機関の利用がお勧め。
海の公園
金沢八景の海の公園も無料で潮干狩りが楽しめます。自生している貝をとるため、年や時期によっても取れる量は変わりますが、アサリ、マテ貝、アカニシ貝など様々な貝が狙える人気スポットです。
海の公園ではBBQ場も楽しめるほか、近くには八景島シーパラダイスやたくさんの船宿、おかっぱりの釣りスポットなどTSURINEWSユーザーの興味を引きそうな場所が豊富にあります。
神奈川県の規定により幅15cm以上の貝採り器具不可、2cm以下の貝持ち帰りは禁止となります。
アクセス:金沢シーサイドライン八景島駅、海の公園柴口駅、海の公園南口駅下車。車は首都高湾岸線幸浦IC~2.5km、横浜横須賀道路並木IC~2.5km。土、日、祝日は駐車場や周辺道路の混雑が予想されるので公共交通機関の利用がお勧め。
海の公園(提供:TSURINEWSライター・尾崎大祐)茨城県の潮干狩りスポット
茨城県での潮干狩りは、東京湾とは違って天然ハマグリをメインターゲットに、ウバガイ(ホッキガイ)なども狙えるのが大きな魅力です。
さらに、漁協などが管理する有料施設は少なく、無料で潮干狩りを行えるスポットが中心となります。ただし、無料であっても、潮干狩りが許可されている区域は海岸の一部などに限定されており、持ち帰れる貝の大きさや量といったルールも厳格に定められています。
また、外洋に面しているため、天候によっては波が高くなることもあります。当日の海の状況にも注意し、常に安全を意識しながら潮干狩りを楽しみましょう。
大洗サンビーチ海水浴場
茨城県の「大洗サンビーチ海水浴場」では料金不要で潮干狩りができ、特に市場価値の高い天然ハマグリが主なターゲットとして人気を集めています。加えて、コタマガイやホッキガイ(ウバガイ)といった、東京湾ではあまり見られない種類の貝が採れる可能性があるのも魅力です。
どこまでも続くかのような広々とした遠浅の砂浜が特徴のこのビーチは、夏には海水浴場として多くの人々で賑わいます。そのため、シャワー室やトイレ、売店、自動販売機といった海水浴場ならではの基本的な設備が整っている点も嬉しいポイント。
また、大洗港や那珂湊(なかみなと)の市場、市街地なども近いため、周辺の観光と併せて一日楽しむのもおすすめです。
アクセス:鹿島臨海鉄道大洗鹿島線「大洗駅」より、大洗町内循環バス「海遊号」にて「サンビーチ海岸」下車。車では北関東自動車道・東水戸道路「水戸大洗IC」から約15分。
大洗サンビーチ(提供:TSURINEWSライター・尾崎大祐)大洗サンビーチ海水浴場
大竹海岸 鉾田海水浴場
茨城県鉾田市の「大竹海岸 鉾田海水浴場」でも、無料で天然ハマグリを狙うことができます。
さらに、この海岸では例年、土日祝日限定で「ハマグリまつり」という有料の潮干狩りイベント(※放流されたハマグリを採る形式)も開催されています。
このイベントに参加すれば、管理された安全な環境で、初心者や小さなお子さんでも比較的容易にハマグリ採りを楽しめるのが大きな魅力です。
アクセス:車で東関東自動車道「鉾田IC」より約20分。
大竹海岸 鉾田海水浴場
日川浜海水浴場
茨城県神栖市(かみすし)の「日川浜(にっかわはま)海水浴場」では、一部のエリアが無料で潮干狩りのために開放されています。こちらでも、高級なハマグリを狙うことが可能です。
また、この場所の魅力としては、近くにキャンプ場があり、採ったハマグリをその場で焼いて食べる、といったキャンプと組み合わせた楽しみ方ができる点です。
また、日帰り温泉施設も周辺にあり、潮干狩りの後に温泉に浸かって汗を流し、さっぱりしてから帰路につくこともできます。
アクセス:車で東関東自動車道「潮来IC」から約35分。
日川浜海水浴場
潮回りも要確認
潮干狩りは潮の満ち引きの確認が大切。満潮時に行っても貝探しはできないので、事前に潮時表で干潮時間帯の確認もしましょう。大潮や中潮など干満の差が大きいほど掘りやすく、チャンスが広がります。
『TSURINEWSのリアルタイム天気&風波情報』でも、一週間前から天気情報とともに潮時の情報を公開しています。また、最近の潮干狩り場では、ベストな日や時間帯をホームページ上で公開しているところもあるので、ルールなどとともに確認しておくのもいいでしょう。
当日は、干潮前後の2時間が勝負。早めに着いて、準備を済ませておくのがベストです。到着したら「潮が満ちている……」なんてことにならないようにしましょう。
<週刊つりニュース関東版 編集部/TSURINEWS編>




