釣り人なら一度は経験してみたい南国の離島での釣り移住!島民インタビューでわかる島の暮らしの実態を筆者が調査してきました!
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・杉浦永)
沖縄県伊是名島
沖縄県島尻郡に属する伊是名島は沖縄本島の北側に位置する周囲16kmの小さな島です。島民は約1000人が暮らしており、5つの集落(仲田地区・諸見地区・内花地区・勢理客地区・伊是名地区)で形成されています。
手付かずの自然が残っている島で、赤瓦の屋根の家やサンゴで積まれた石垣など、昔の沖縄を思い出させる雰囲気でタイムスリップしたかのような場所です。
ノスタルジーを感じられる伊是名島(提供:TSURINEWSライター・杉浦永)伊是名島の自然
伊是名島の釣り人としての魅力は何といってもスレていない魚たちが沢山いることです。珊瑚礁地帯ではミーバイ系の魚が一年を通して釣れ続き、アオリイカシーズンの3月ごろからは3kgを超える特大サイズのアオリイカや釣り人の憧れGTを狙えることができます。
沖縄ならではの魚が釣れる(提供:TSURINEWSライター・杉浦永)また、海の透明度も高く、空気も綺麗で星がよく見れることも自然豊かな象徴です。筆者は花粉などのアレルギーを持っているのですが、伊是名島にいくと海風が強烈で空気も綺麗なので、アレルギー反応(肌荒れやくしゃみ)なども出づらいです。
透き通るような海(提供:TSURINEWSライター・杉浦永)イベントも盛ん
伊是名島ではイベントごとが盛んに行われています!いぜな尚円王祭り、伊是名漁港ハーリー大会、IZENA ROCK FESTIVAL、いぜな88トライアスロン大会など、様々です。これらのお祭りを村民全体で盛り上げて、運営を行ってくれます。
島民に島の魅力を聞いてみた
伊是名島出身&在住の「みちこ」さんに、伊是名島の魅力を聞いてみました。
趣味はカラオケと潮干狩り(提供:TSURINEWSライター・杉浦永)子育てに最適!
「伊是名島の良さはなんと言っても自然豊かな環境で子育てができることです!島民もほとんどが知り合いなので、道を歩いていれば誰の子どもかすぐわかるので、迷子になる心配もなく、安心して周りの人たちに支えられながら、のびのびと子育てができます。
また、伊是名村では小・中学生のための塾も開校されているので勉強と自然の遊びを両立できることも伊是名島の良さかなと思います。
特に、海が好きな人にはおすすめで、海まで車で5分以内に行けるので、毎日釣りやシュノーケルなどを楽しめます。
Uターン経験者も
続いて話を伺ったのは、Uターンで伊是名島に戻ってきた「神田大地」さんです。
神田さん(提供:TSURINEWSライター・杉浦永)神田さんは、いぜなアウトドアコミュニティーを経営していて、「レンタルキャンプサービス」をメインに、「塩作り」「魚捌き」などの教室も行っています。
レンタルキャンプサービス(提供:TSURINEWSライター・杉浦永)また漂流物で作ったイカダでの遊覧ツアーなどの体験アクティビティもあり、様々な角度から伊是名島を盛り上げています。
Uターンの動機
元々大阪で12年高校の教師をしていました。年に2回くらい地元伊是名島に帰ってきていて、県外や沖縄本島の観光客をたくさん招待して、伊是名島を綺麗に。
そして、島の経済を豊かにするサイクルを作ろうと思ったことがUターンの動機です。観光名所が伊是名島には少ないので、少しでも観光客にアクティビティを楽しんでもらいたいです。
素直で爽やかな人柄
伊是名島の良さ:伊是名島の子供たちの素直で爽やかな子が多いです。子どもたちと道をすれ違うと会釈をしたり、明るく礼儀正しい子が多く、島が豊かな象徴とも言えますね。
また、手付かずの自然を保てており、都会にはない感じの良さ。海岸に行って座っているだけでもリラックス効果のある、素敵な時間を過ごすことができます。
関東からの移住者も
続いては、関東から移住おおをした「はなえ」さん(移住歴:10年目)です。今は、仲田売店の販売スタッフとオリジナルアクセサリー販売のお仕事をされています。
本人をイメージしたイラスト(提供:TSURINEWSライター・杉浦永)移住の動機
関東から伊是名島へ移住しました。東京の池袋の離島フェアでの求人情報で伊是名島を知りまして、都会くらしに飽きていた時なのですぐに行動に移し、移住を決めました。
住み心地:みんな家族のような親戚のような島です!人口1000人ほどの小さい島なので、生活しているだけでたくさんの人と顔見知りになります。
コミュニケーションも気軽に取ることができるので、困ったことがあったらすぐに相談できる相手が近くにいることはとても心強いです。
オリジナルアクセサリーを販売(提供:TSURINEWSライター・杉浦永)自然が大好きで移住した方も
最後にお話を伺ったのは、自然が大好きで6年前に移住を決めた「ゆうこ」さん(移住歴:6年目)。パドルスポーツショップ「Luana」の女性オーナーさんです。
SUP(スタンドアップパドルボードの略称で、その名の通りボードの上に立ち、パドルを漕いで水面を進むアクティビティ)のツアーやSUPヨガ、サンセットSUPクルージングなど、各種マリンツアーガイドを伊是名島で行っています。
愛犬とのSAP(提供:TSURINEWSライター・杉浦永)移住動機
元々海やSUPが好きで、海関係の仕事をしたいと思っていました。看護師資格も持っていたので病院で働くか迷っていたところ、伊是名島出身の友人に声をかけてもらい、伊是名島を訪れた際に島の人たちが歓迎してくれて、移住までの話がとんとん拍子に進みました。移住は人の出会いと運で決まった感じです。(笑)
夕方のSUP(提供:TSURINEWSライター・杉浦永)住んでいて不便なこと
特になく、買い物もネットでできるし、病院や歯医者もあるので不便はしていないです。ただ一つ言えるのは実家に帰省する際や内地に行くときに時間やお金もかかるので、そこだけが唯一不便な点です。


