「海の目の前の家で、寝ながら釣りをしたい」――そんな妄想を釣り人なら一度はしたことがあるだろう。そんな釣り人のロマンともいえる「寝ながら釣り」を、車の上に乗せるテント「ルーフトップテント」で実現。テント本体の重量が重く、設営が大変というイメージを覆した、【peakpod】とともにロマンあふれる釣行の様子をお伝えしていく。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース西部版編集部・村松)
テント収納はあっという間
急な場所移動のときでも、面倒なテントの撤収作業が短時間でできるのが「peakpod」のすごいところ。ハシゴを昇って赤バルブを開栓すると、あっという間にテントがたためた。
上からルーフカバーをかぶせ、ベルトでルーフキャリアに固定したら移動準備完了。撤収作業は5分もかからなかった。
テント収納は5分も掛からない(提供:週刊つりニュース西部版編集部・村松)次の釣り場に移動
次の釣り場として選んだのは、三津ふ頭から車で10分ほどの松山観光フェリー港に隣接する高浜観光港公園。
車での移動中も「peakpod」はルーフトップにカバーでしっかり固定されていたため、走行中の空気抵抗でズレたりする心配はなかった。
テントとマットを取り外すことなく移動可能(提供:週刊つりニュース西部版編集部・村松)高浜観光港公園で釣り再開
公園の駐車場に車を止めて北側エリアへ、必要な釣具のみを持って徒歩で移動。手すりのある岸壁から、砂地に岩礁が点在する場所を日浦さんはエギングでアオリイカ狙い、渡部さんはジグヘッドに青イソメを刺して、ちょい投げで根魚を探っていく。
下げ潮のタイミングで高浜観光港公園へ(提供:週刊つりニュース西部版編集部・村松)満潮からの下げのタイミングに期待したが、この日の魚はご機嫌ななめなのかアタリは遠い。
そんな中、渡部さんにヒット。姿を見せたのはホシササノハベラ。小さなアタリを見逃さず、積極的なアワセも見事に決まり、「釣れた」ではなく「釣った」1尾だった。
ホシササノハベラを掛けた渡部さん(提供:週刊つりニュース西部版編集部・村松)その後も魚の反応は薄く、渡部さんが小型のメゴチを上げたところで、この日の釣りを終了。
釣果的にはやや物足りない一日だったが、「peakpod」のおかげでのんびりとした贅沢な釣り時間を満喫できた。釣りの楽しさを伝えることができた日浦さん、そしてその楽しさを知ることができた渡部さん。2人の帰りの足取りは、一日の充実感を象徴するように軽やかだった。
足取り軽やかな帰り道(提供:週刊つりニュース西部版編集部・村松)peakpodの詳細
今回の釣行で大活躍したルーフトップテント「peakpod」。先行販売された国内最大級のクラウドファンディングサイト「Makuake」では、1,900万円以上もの応援購入を記録している。そんな大人気の「peakpod」について、以下に詳細を紹介する。
「peakpod」一式(提供:週刊つりニュース西部版編集部・村松)テント本体サイズ
・収納時:80×35×50cm
・展開時:横185×縦200×高さ163cm
・重さ:17kg(エアマット含む)
・対荷重:250kg
・テント本体素材:ポリエステル/300Dオックスフォード生地
・エアマット素材:PVC/300Dオックスフォード生地
カラーバリエーション
・オリーブ(ブラック&ダークグリーン)
・フロッグ(ダブルグリーン&オレンジ)
・サンド(ダブルベージュ&ブラック)
高浜観光港公園
<村松剛/週刊つりニュース西部版編集部>

