5月に入り、各地から早期解禁情報が入ってきた。いよいよアユ釣りシーズンの開幕だ。私の住む三重県も5月11日の宮川上流、大内山を皮切りに順次解禁していく。そこで今回も私のホームグラウンド、松阪市飯高地区を流れる櫛田川上流を紹介したい。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・川鴉・石橋英之)
乙栗子のポイント
さて今回は波瀬川の主要釣り場の乙栗子を紹介したい。
森の合流から上流に向かって2つ目の橋が笠松橋。橋から下流旧鍋倉橋までが専用区。笠松橋を越えた所に駐車スペースがあり、下流の笠松エン堤までチャラ瀬が続く。
笠松橋の下流(提供:週刊つりニュース中部版APC・川鴉・石橋英之)アプローチは、エン堤上まで下がってから上流に向かって静かに泳がせよう。泳がせが好きな人にはおすすめだ。この橋のすぐ上流に乙栗子橋がある。この橋から次の乙栗子橋までが専用区だ。橋の手前を上流に向かって右に曲がると駐車スペースと入川口がある。
橋上流の淵と注意点
橋下流は瀬と瀬落ち、岩盤が続く。朝一は瀬落ちをゆっくり泳がせ、昼前後に岩盤から瀬を狙うとやる気のある魚が掛かる。橋上流は砂地の淵が続くが、この淵はおすすめできない。
橋から旧道を走ると、乙栗子橋との中間点右側に数台の駐車スペースがあり、消防道路から入川できる。降り口から下流に行くと、トロ場からいかにもの瀬肩があるが、ここは上に木がかぶさっておりおすすめできない。
消防道路下流(提供:週刊つりニュース中部版APC・川鴉・石橋英之)本命ポイントの狙い方とコツ
その下の開きが本命ポイント。メインは右岸側の瀬になるが、左岸側の足元から静かに狙おう。開きは右岸から左岸まで全面がポイントになるので、開きを狙う場合は静かに移動したい。比較的初期から良型が釣れる。
降り口から上流に向かうと開けたチャラ瀬があり、一昨年はここがよく釣れたが昨年は今イチだった。ここは下流からの泳がせで狙いたい。
この上に短い段々瀬があり、落ち込みからカケアガリがメインポイント。毎年実績があるが、基本群れが多い。時間帯がくるとカケアガリに魚が出てきて、一斉に食(は)みだす。ピンポイントの泳がせで狙いたい。
上流の段々瀬はきっちりオモリを使って狙う。いれば一発だが、抜かれた後は見切りを早く移動をおすすめだ。瀬の上は浅トロが続き、ここも魚がたまる。スピードを意識して泳がせたい。
おすすめタックルと仕掛け
仕掛けだが、サオは8mがおすすめ。ハリは高水を除き朝一は追いも悪く群れアユ狙いになるため、チラシか3本イカリを使っている。10時ごろから活性が高くなると、4本イカリに交換して攻めの釣りをしている。
岩盤ポイントは昼から良くなる。小さなポイントのため、時間に合わせて釣り方を変えることが数を伸ばすコツだ。自分のポイントをいくつか見つけ、時間に合わせて移動したい。水質も良く、景色の良い川で楽しく過ごしてほしい。
トモ釣り仕掛け(提供:週刊つりニュース中部版APC・川鴉・石橋英之)
<週刊つりニュース中部版APC・川鴉・石橋英之/TSURINEWS編>
櫛田川
問い合わせ:櫛田川上流漁協 TEL=0598(47)0637(組合長宅)

