5月5日(月)と5月8日(木)の2日間、埼玉県の荒川と元荒川で、日本記録級のソウギョを狙ってフルタイムで釣行した。初めてのポイントで記録的なソウギョを釣ることに成功し、2日間で計3尾をキャッチすることができた。その様子をレポートしよう。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・なおぱぱ)
2日目:荒川で釣行開始
2日目は、初めての新エリアに挑戦することにした。その理由は単純で、2年前に別の釣りでこの近辺を訪れた際、場所は離れているがソウギョの姿を目撃していたからだ。
つまり、本命が生息している確証があり、今回選んだポイントなら超大物に出会える可能性も高いと踏んでいた。
ソウギョの波紋を確認
まず、ある大場所をチェックすると、コイの姿が数尾確認できた。その中で明らかにソウギョらしき波紋も複数出ており、本命がいることを確信。
ただし、魚がいても流しやすい場所でなければ意味がない。そこで上流に移動しつつ、流しに適したベストポイントを探していると、長い魚影が2つ水面に浮かんでおり、ソウギョが2尾並んで泳いでいた。これで完全に確信し、すぐに釣りの準備を始めた。
ベストポジションからヒット
パンを撒きながら様子を見ると、本命だけが反応するという理想的な環境。迷わずベストポジションから仕掛けを流すと、すぐに反応があった。
しかし、最初のバイトは掛からず、2回目、3回目も喰いにはくるが、さすがは警戒心の強い大魚。なかなかフッキングしない。
そこで、こちらも姿を隠しながら静かにパンを流すと、後方から現れた大型のソウギョが、狙っていた個体を押しのけるようにして仕掛けを咥え、ウキが一気に沈んだ!間違いなく大物。掛けた瞬間、下流へと一気に走り出した。
水際バトルに2時間
取り込み場所の条件が悪く、しかも相手は超大物。水中で暴れては座礁しかけ、沖に戻って再び暴れるという展開が続き、2時間が経過しても勝負がつかない。
もう限界と判断し、川に降りて直接勝負することにした。埋まりにくい足場を確保できるポイントを探し、竿をカラビナに固定して慎重に川へ下りた。
その瞬間から戦いは楽になり、寄せてきたタイミングでタモ入れに成功。まずは水中でのバトルに勝利したが、次は陸上での難関が待っていた。
川に降りてタモ入れ(提供:TSURINEWSライター・なおぱぱ)記録計測に成功
陸に上げる際は、ギャラリーのひとりがタモの柄を支えてくれ、筆者はソウギョを枠ごと抱えて素早く引き上げることに成功。別の人が計測を手伝ってくれると申し出てくれたので、お願いして測定を開始。
重量計測風袋引きで25.78kgと大物感(提供:TSURINEWSライター・なおぱぱ)筆者の指示に従って協力してくれたおかげで、時間はかかったが無事に計測を終えることができた。体力的には完全に限界だったが、これだけのソウギョを釣った自分を誇らしく思いながら、その場で思いっきり自画自賛していた。
全長は123cm尾さ長114cmと大物(提供:TSURINEWSライター・なおぱぱ)自己記録更新のソウギョを手中
計測の結果、全長123cm、胴回り83cm、重量25.78kgと、これまでの自己記録を大幅に更新するモンスター級ソウギョだった。
胴回りはなんと83cmと極太個体て(提供:TSURINEWSライター・なおぱぱ)1日目には104cmと103cmのメーターオーバーを2尾、そして2日目には日本記録級のソウギョをキャッチでき、最高の気分で納竿とした。毎度のことながら、釣るたびに熱くなれるこの淡水大物釣り、もうやめられない。また時間を見つけて挑戦したい。
日本記録級ソウギョが釣れて感動(提供:TSURINEWSライター・なおぱぱ)
<なおぱぱ/TSURINEWSライター>


