今年も本格的な潮干狩りシーズンが到来しました。家族で楽しむもよし、ソロで孤軍奮闘するもよし。大潮の週末は干潟に繰り出しましょう! 採った貝を美味しく食するための……筆者の経験則を多め?に交えた砂抜き方法を解説します。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・尾崎大祐)
必殺のアサリ塩抜き時短術
採った貝をその日のうちに食べたい、なんていう時の時短処理法を紹介します。
1. ぬるま湯で時短砂抜き
1つ目は50度のぬるま湯を使って一気に砂を吐かせるという割と有名な方法。
海水につけておく時間は10分から長くとも15分。長すぎると、アサリはダラ~ッとベロを出して弱ってしまうし、温度が高すぎると砂を出す前に死んでしまうので、この方法で砂抜きを行う場合は、通常の砂抜き以上に温度・時間共にきっちり計ることがキモとなります。
2. 移動中に砂抜き実行
時短処理法、というよりも効率重視型の下処理法、と言った方が正確かもしれません。ズバリ「帰り道に砂抜きをしてしまおう作戦」。潮干狩りを昼頃に終えるとして、そのままアサリと海水をクーラーボックス等の入れ物に入れ、乾電池式のエアーポンプを突っ込んでおきます。
猛暑日だと海水がお湯になってしまう恐れがあるので、そこにコンビニで適当なサイズの氷を買って入れておくと良いでしょう。兎にも角にもこの方法は、料理開始時刻が17時頃として逆算し、帰り道という時間を有効活用して砂抜きをやってしまう、という、よくよく考えてみればとても合理的な方法です。
移動中処理の留意点
ただし、この方法ついては「車の揺れでアサリは砂を吐かない」「急加速急ブレーキでベロを噛んで死んでしまう」等の理由で避けるべき、という意見も多くあり、大手を振っておすすめできる、とはいきません。
しかし、少なくとも筆者は2021年頃からこの方法で「時短砂抜き」をやりはじめ、一応ですが家族からのクレームも未だ上がってきていない、ということで、「どうしても」という方には密かにおすすめです。
進化する砂抜き方法
電気モーターで発進するハイブリッド車、ABSシステム等々。我が家では導入時期未定ですが、電気自動車、そしてAIによる自動運転。車の性能は釣り道具以上に早いスピードで向上し、いずれは「潮干狩り帰り道モード」なんていうAIによる自動運転機能もできるかも(笑)。
時代にあわせ、貝の砂抜き法も進化している……なんて、温度・時間をきっちり計ることに面倒さを感じる筆者は考えています。料理する1時間前の「時短塩抜き」もお忘れなく!
元気に口空けているアサリ(提供:TSURINEWSライター・尾崎大祐)
エアーポンプは安価なものでOK(提供:TSURINEWSライター・尾崎大祐)<尾崎大祐/TSURINEWSライター>

