新潟県上越市にあるハッピーフィッシング直江津港第3東防波堤管理釣り場、通称直江津ハッピーでは毎年5月初めのゴールデンウィーク頃から乗っ込みのマダイが釣れます。本記事では直江津ハッピーでマダイをカゴ釣りで釣るための仕掛け・タナなどについて説明していきます
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライターハマゴウ)
釣るときのタナ
タナはウキ下(ウキからカゴまで)7m+ハリス5m程が基本になります。その時の状況に合わせてウキ下を大体5~10mの間で調整します。水深15mでウキ下が5mというのは浅すぎると思われがちですが、直江津沖合の乗っ込みマダイの釣り船(コマセマダイ船)では最盛期に指示タナが5m(船ではハリス10~15m)と浅いことが当然の様にあります。
浮いている魚ならタナ変更しなくていい(提供:TSURINEWSライターハマゴウ)乗っ込みマダイは日中浮いていることがほとんどなので底に魚がいるという先入観は捨てるべきです。中層を狙う意識が大事です。
徐々にタナが下がる
直江津ハッピーでは各人がタナを合わせてまきエサを撒いているわけでもない上に1日中まきエサが堤防から撒かれ続けるという特殊な条件下です。そのため朝以降だんだんマダイの群れが沈んでしまったりマダイのタナがボケてしまう事が多いです。
マダイが浅いタナで釣れずに沈んでいるような時はウキ下10m位まで下げたほうが良いですが潮の効き方や外道の釣れ方によるので一概に言いにくいです。
釣れた人に聞く
よくわからない場合にはマダイを釣りあげた人に釣れたタナ(ウキからカゴまで)を直接聞いてみましょう。
ただ単に「ウキ下どのくらいですか」と聞いても「ウキから(ハリスの先まで含めて)15m」と答えたり「ウキから(カゴまで)10m」と人によって回答の仕方が違うので「ウキからカゴまで何mですか。ハリスの長さはどのくらいですか。」とウキ下とハリスの長さを別々に聞くと正確にタナが聞けます。
外道でタナがある程度分かる
この時期のマダイ釣りの外道として色々な魚が釣れます。これらの魚からタナがあっているかの目安になります。普段であれば底付近にいるクロダイですが、この時期のクロダイは産卵で浮いている時があるので中層を狙っている際に釣れたのならタナを変更する必要は基本的にありません。
クロダイ(提供:TSURINEWSライターハマゴウ)たまにクロダイより上にマダイが浮いていてウキ下を浅くするとマダイが釣れるという時もありますが、クロダイが何枚も釣れてからタナを上げるかどうか考えたほうがよいです。他にウマヅラハギ、サバ、イナダ、ゴマフグなどもまきエサに合わせて浮いているのでこれらが釣れてもタナを変える必要はありません。
底生の魚が釣れたら
タナを上げる必要があるのはホウボウ、カナガシラ、カサゴ、タマガンゾウビラメなど底生の魚が釣れた時です。
ホウボウ&カナガシラ(提供:TSURINEWSライターハマゴウ)これらの魚は底付近から離れることは基本的に無いので、釣れた場合にはウキ止め糸がズレてタナもズレているか、潮が流れておらず付けエサが海底近くにある状態になっています。
マガンゾウビラメ(提供:TSURINEWSライターハマゴウ)ウキ止めがズレている?
特に20cm程の手のひらサイズで成魚のタマガンゾウビラメが釣れた際は十中八九付け餌が底を這っています。この魚が岸から釣れる事は珍しく結構レアですが乗っ込みマダイを狙っている時に釣れては行けない魚なのでタナをしっかり調整し直す必要があります。
ウキ下10m+ハリス5mでホウボウなど底付近で釣れるような魚が釣れる時はウキ止めがズレているか潮が動いておらずハリが底についてしまっています。どちらにせよタナを上げる必要があります。
ウキ下7mにハリス5mが基本!
タナをどのくらいにするのかはなかなか大変です。一番楽なのはマダイ釣りをしている同行者や周囲の釣り人とタナを合わせることです。同じタナにまきエサが効かせる事が出来る上にマダイが釣れる時は同じタナで釣れることが多いので同じタナの釣り人がマダイを釣り上げればチャンスタイム到来です。
タモ入れは周囲の人が助けてくれる(提供:TSURINEWSライターハマゴウ)現地に行くとマダイ狙い初の人はタナ調整に混乱しがちですがウキ下(ウキからカゴまで)7m+ハリス5mでまず試してください。直江津ハッピーでのカゴ釣りで是非マダイ釣りあげてください!
<ハマゴウ/TSURINEWSライター>


