テーマは「春の霞ヶ浦でエンジョイ」。無事に狙いのポイントに入れた吉田。釣り方は竿24尺外通しだが、エサは両グルテンではなくグルテンセットだと言う。真意を問うと「使ってみたい」だと。
（アイキャッチ画像提供：週刊へらニュース編集部 関口）
TSURINEWS編集部
山﨑氏は短竿でスタート
3月25日（火）、5時30分に浜第一揚水機場前に到着。幸い先釣者はゼロだったが、梶無川を挟んだ対岸には数名の釣り人がいて、すでにエサ打ちを始めていた。そうこうしているとガイド役の山﨑氏が到着。
「ポイントが空いててよかったね。風波の雰囲気もいい感じだし、釣れそうだね」
確かに水面を注視すると、感じる風は弱いにも関わらずザワザワと波が立ちいかにも、といった感じを受ける。これでさらに風が強まれば爆釣のサインになるのか！？
使用したタックル（作図：週刊へらニュース編集部 関口）同水門を挟み左側（梶無川側）に吉田と記者が入り、山﨑氏は右側の角に陣取る。ロコアングラーの釣りが気になる吉田は、釣り台をセットしただけですぐに準備を始めず山﨑氏の動きを観察している。
すると山﨑氏が継いだ竿は何と14尺。
「そんなに短い竿でいいのですか！？」
「ここではいつもこのくらいの長さだし、向かい風ガンガンの大波になったら12尺くらいでもやるよ」
「マジですか！？」
大海原のような霞ヶ浦を前にすると14尺竿はまるで爪楊枝のごとく短く感じるが、何のためらいもなく竿を継ぐ山﨑氏を見るとこの長さでも十分なのだろう。
「ただし吉田くんは取材なんだから、長竿を振ったほうが絶対にいいよ。そのほうがアタリ出しが早いだろうし確実だよ」
「そうですか。でしたら遠慮なく長竿を振らせていただきますが、もしかして取材の私に遠慮して竿を短くしていませんか？」
「そんなことはないよ（笑）。それにもし釣れなかったら、私も長い竿を振るから心配しないで」
「わかりました」
24尺セットのドボン
そんなわけで自分の釣り座に戻った吉田。継いだのは何とまあ24尺。昨年の取材が25.5尺だったから、それに比べればまだマシだが、それでも24尺とは恐れ入る。
「長竿が好きなんですよ。それにこんな所にでも来ないと、超長竿を振る機会なんてそうそうありませんから」
好きにやってくれ！
ってもしかして24尺のバランス？
「いえいえ、さすがにタチが1本ない所でのバランス底は厳しいので、スタートからドボン釣りで狙います。もうちょっとタチがあればバランスだってやっちゃうんですけどね」
「ドボンのほうがいいよ。水面だけみると流れていないように見えて意外に流れてるし、風が強まればそれこそバランスは無理だよ」
オモリは外通し？
外通し仕掛け（提供：週刊へらニュース編集部 関口）「はい。昨年同様、スナップ付きサルカンを道糸に通しただけの外通し式です」
スナップ付きだからオモリ量は可変できるわけだね？でもこれだとサルカンを直通ししてるから、ドボン専用仕掛けだよね？
「はい。そうなりますね。春はこのような釣りをする機会が多いので、専用仕掛けを竿ごとに作ってあるんですよ」
なるほどね。ところでオモリ量は？
「スタートは0.8号でやってみます。1号くらいのほうが仕掛けを飛ばしやすいのですが、今は強風でもないのでこれでやってみます」
エサはどうする？
さて肝心のエサだが、山﨑氏は両グルテンをベースに粒戦細粒をまぶし粉のように表面にまぶしているが、吉田はどうするのか。
「へへへ（笑）。どうすると思います？」
両グルテンだろ？
「そう思わせておいて今回はグルテンセットでやっちゃいます！」
バラケと食わせ（提供：週刊へらニュース編集部 関口）おいおい大丈夫かよ。アメナマやダントウボウの入れ掛かりになるかもしれないぜ。
「そうなったらなったでその時に考えますが、取りあえずやってみたいんですよ。バラケを使った釣りを」
好きにしてくれ！
次回も「春の霞ヶ浦でエンジョイ」です。
＜週刊へらニュース編集部 関口／TSURINEWS編＞
霞ケ浦・梶無川最下流エリア
入釣無料。釣り台必携。
