中深海カサゴ釣りで50cm超えウッカリカサゴに良型オニカサゴ【三重・なぎさ丸】

中深海カサゴ釣りで50cm超えウッカリカサゴに良型オニカサゴ【三重・なぎさ丸】

今回は3月1日に三重県・南伊勢町相賀浦のなぎさ丸へ釣行した際の様子と合わせて、中深海のカサゴ釣りについて解説していく。

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(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版 桑原一幸)

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船釣り エサ釣り

実釣開始

出船後、約30分程度沖へ走り、比較的水深の浅い70m付近のポイントで止まった。胴つき1本バリ仕掛けをセットして、早速釣りを開始した。

まずは船長の指示でオモリ80号からスタート。当日のファーストヒットはグ原さん。カサゴは比較的同じ場所に集まっていることが多く、同船者のヒットは連続ヒットのチャンスとなる。

中深海カサゴ釣りで50cm超えウッカリカサゴに良型オニカサゴ【三重・なぎさ丸】船中ファーストヒット(提供:週刊つりニュース中部版 桑原一幸)

底を取り直して穂先に集中していると、穂先にゴツゴツと強いアタリが出た。アワセを入れるとヒット。狙い通り幸先よく35cmほどのウッカリカサゴが上がってきた。

中深海カサゴ釣りで50cm超えウッカリカサゴに良型オニカサゴ【三重・なぎさ丸】35cmウッカリ手中(提供:週刊つりニュース中部版 桑原一幸)

次のポイントでは天野さん、森嶋さんにヒット。上がってきたのは、40cmを超える良型のウッカリカサゴ。このサイズになると迫力満点だ。

潮が流れず苦戦

この調子でどんどん数を伸ばしていきたいところだったが、当日は潮が流れずここから我慢の釣りとなる。船長は次々とポイントを回ってくれるが、なかなか連続ヒットとはいかない。私もアタリをなかなか引き出せずに大苦戦。

この日は潮があまり流れていないので、ここでハリスの長さを思い切って80cmから40cmに変更。カサゴ釣りでは、仕掛けの長さによってアタリの出方が大きく変わることがよくある。

中深海カサゴ釣りで50cm超えウッカリカサゴに良型オニカサゴ【三重・なぎさ丸】取り込みは一気に抜き上げる(提供:週刊つりニュース中部版 桑原一幸)

一般的に潮が速い場合はハリスを長めにして、遅い場合は短くすることが多いが、これはエサを潮に乗せてなびかせるより、ハリスを短くして積極的に誘いをかける釣り方だ。また表層の潮が速くても底付近の潮は遅いこともあるため、私は反応がない場合は短ハリスの仕掛けに替えて、様子を見るようにしている。

するとここで久々に明確なアタリが出た。大きくアワセを入れた瞬間に強い引きがロッドから伝わってくる。これは良型のようだ。人工漁礁でのカサゴ狙いでは、ヒットしてからが本当の意味での勝負となる。

中深海カサゴ釣りで50cm超えウッカリカサゴに良型オニカサゴ【三重・なぎさ丸】こちらはゴジラ級ヒット(提供:週刊つりニュース中部版 桑原一幸)

ここの人工漁礁は高さが20mほどあり、ヒットした魚はこの漁礁に潜り込もうとする。そこで魚がヒットしたら、一気に巻き上げて漁礁を回避する必要がある。巻き上げが遅れるとバラシにつながるので、一気に巻き上げにかかる。しかし10mほど巻き上げたところで漁礁に入られてしまい、痛恨のバラシとなってしまった。

50cm超え頭に良型浮上

気を取り直して再び仕掛けを入れる。すると先ほどの再来か、穂先に明確なアタリが出た。

中深海カサゴ釣りで50cm超えウッカリカサゴに良型オニカサゴ【三重・なぎさ丸】大きく絞り込まれるサオ(提供:週刊つりニュース中部版 桑原一幸)

今度はより早めに巻き上げて漁礁を回避する。この魚は中層まできても強い引きを見せる。無事にタモに収まったのは、40cmオーバーの良型オニカサゴだった。

中深海カサゴ釣りで50cm超えウッカリカサゴに良型オニカサゴ【三重・なぎさ丸】40cm超えオニカサゴ(提供:週刊つりニュース中部版 桑原一幸)

次の漁礁に移動してしばらくすると、木野さんにヒット。ロッドがひん曲がる。これはかなりの大型のようだ。船長も確信してタモを持ってスタンバイ。全員が見守るなか水面に浮いてきたのは、ひと目で当日最大と分かるサイズのウッカリカサゴ。50cmを優に超える、まさにゴジラ級のウッカリカサゴだった。

中深海カサゴ釣りで50cm超えウッカリカサゴに良型オニカサゴ【三重・なぎさ丸】50cm超え浮上(提供:週刊つりニュース中部版 桑原一幸)

その後、いくつかのポイントを周り、数匹のウッカリカサゴを追加したところで当日の釣りは終了となった。大爆釣とはいかなかったものの、船中では良型が多く登場し、厳しい状況のなかまずまずの釣果となった。

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