「エリアトラウトでフック交換は必要?」 交換するタイミングを徹底解説

「エリアトラウトでフック交換は必要?」 交換するタイミングを徹底解説

エリアトラウトでは、フック交換が釣果を左右する重要なポイントとなることがある。ニジマスをはじめとするマス類の硬い口や、繊細なフックの特性がその理由だ。本記事では、交換のタイミングやメリット、さらにおすすめのフックについて詳しく解説。刺さりの良さやルアーアクションの変化を最大限に活かし、数釣りを楽しむためのコツを紹介する。

(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター福岡崇史)

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福岡崇史

1985年生まれの会社員。釣り好きが高じて大学・大学院で生物地理を研究。アジングやライトゲームが得意。

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トラウト ルアー&フライ

フック交換のメリット

フックの交換をすると、まず刺さりが格段に良くなる。特に反転する食い方をするマス類には顕著に現れる。

次に安心してやり取りする事が出来ることである。ゲイプが開いたフックはバレる可能性が高く強い力が掛かった場合には最悪折れてしまうこともある。その点新しい針は堂々とやり取りが出来る点でも釣り人に安心感を与えてくれるのだ。

「エリアトラウトでフック交換は必要?」 交換するタイミングを徹底解説スプーンでキャッチ(提供:TSURINEWSライター福岡崇史)

またフックの交換は意外な副産物も生まれることがある。状況によりサイズを上げたり下げたりするとルアー自体のアクションが変わるということだ。

アクションが変わることで、今まで反応しなかったマスの反応を得られる可能性があるので釣果自体も変わってくる。最近のエリアトラウト用スプーンのパッケージにアクション強め弱めのセッティングにするための解説まで書いているものまである。非常に有難い。

フックの交換に加えてして欲しいのが、リングの交換である。意外と気づいていない人が多く、ヒットした瞬間にリングは伸びている。

そこが劣化してくるといくらフックの交換をしていてもバラシの原因となってしまうのだ。フックほど交換の頻度は多くなくて良いが、良く使うルアーで3回~4回釣行くらいに一度は交換をおすすめする。

エリアトラウトおすすめのフック

フックは状況によって交換が望ましいが、エリアトラウト用フックは昨今店舗にあふれかえっている。そこで筆者が良く使うフックとその使用状況について解説していく。

STフックナノテフ

「ヤリエ STフックナノテフ」は筆者が好きなミノーのマジックジャークで使用するイーグルプレーヤー50GJ/slimに純正#10番が装着されている。マイクロクランク~スプーンまで幅広く対応できるサイズ展開でとりあえず交換用に持っておきたいフックである。

ヤリエ MKフックSSSwide#8

「ヤリエ MKフックSSSwide#8」は、通称:トリプルSワイドと呼んでいるフック。夏場の厳しいシーズンや厳冬期に甘噛みしてくるようなバイトを掛けるフックである。現在の販売は#8のみ。

とにかく線形が細いので弱いバイトであっても口にフックが残ってくれる。筆者は今年の夏のエリアトラウトではハント0.4gにこのフックを付けて助けられたと言っても過言ではない。

スーパートラウトエリアキャンバスフック

「バリバス スーパートラウトエリアキャンバスフック」は一言でいうと痒い所に手が届くフックである。ともかく番手が豊富で大型トラウト狙いに使用できる#4~#11まで幅広いラインナップがある事だ。

特に#6.5や#8.6などほかのメーカーが無い番手がある事が嬉しい。またサイズにより使うシチュエーションが想定されており、それに伴い形状と線形が異なる。一通りそろえておけば間違いないセットになっている。

こまめなフック交換で数釣りを目指そう

エリアトラウト釣りにおいて、フック交換は釣果を伸ばすための重要な要素だ。硬い口を持つマス類に対応するため、交換のタイミングを見極め、適切なフックを選ぶことで、ヒット率ややり取りの安心感が向上する。

また、フック交換によってルアーのアクションが変化し、新たな反応を引き出す可能性もある。加えて、リングの劣化にも注意し、定期的な交換を心掛けたい。

フックやリングのメンテナンスを万全にすることで、エリアトラウト釣りをより楽しむことができるだろう。

<福岡崇史/TSURINEWSライター>

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