東京湾奥のマコガレイに注目。中小型でも肉厚の個体が多く、古くから江戸前の魚として人気の釣り物。本項では、基本的な狙い方などを紹介。参考にしてほしい。
目次
マコガレイ出船情報
原木中山の林遊船では、今年はすでにトップ10尾といった釣果も上がっており引き続き注目。
門前仲町の深川冨士見では、状況を見ながら希望で受け付け。
このほか、金沢八景の荒川屋では2月から出船開始予定。
マコガレイ釣りの竿
確率を上げるために2~4本用意(複数使用の場合は船宿に確認)して置き竿が基本。オモリ負荷20~25号2m前後、7対3調子のもの。
リール&ミチイト
2000~3000番の中小型スピニングリール。船下狙いなら小型両軸も扱いやすい。
ミチイトはPE1~1.5号100m以上巻いておき、サキイトにナイロンまたはフロロの4~5号1.5m前後結節。置き竿に徹する場合は、ミチイトにナイロンの3~4号を好んで使う人もいる。
マコガレイ釣りの仕掛け
オモリ20~25号に小型片天ビンか小型遊動式天ビンを使用。
ハリス・枝スは2号、全長80cm前後。ハリはカレイ9~11号2本が標準。仕掛けに付ける飾りはフグなどのエサ取りが多い場合は逆効果になるため、シンプルなものがいい。
マコガレイ釣りのエサ
支給されるエサは青イソメが一般的だが、特エサとして岩イソメや赤イソメ、コガネムシも効果大。
この釣りではエサ付けが最も重要。付け方次第で、釣果に差がでることがあるので、しっかり行いたい。
太い青イソメなら2本、細めなら3~4本を房掛け。最初に頭部からハリを刺し、チモト部分までこき上げてタラシを5~8cmくらいに。
さらにチョン掛けで追加して、最後に新たなイソメの頭部に刺して、やはり5~8cmくらいに切る。枝バリへの装餌は絡み防止のために短め。大事なことは、最後に付けるエサは必ず頭部の硬い部分に刺すこと。これによって持ちがよくなるので忘れずに。
エサは時間の経過とともにグッタリと伸びる。元気な動きのいいエサが付いてこそ、仕掛けが生きてくる。時折仕掛けを回収し、新しいものに付け直すことが必要。
マコガレイの基本の釣り方
置き竿が主流で、2本使用なら1本は船下に入れる。潮向きと流れ具合を確認し、2本目以降はキャスト、探る範囲を広げて投入。
ミチイトは、張らず緩めずの状態で魚に違和感を与えないように。だが、まるっきり置きっぱなしはNG。
反対にひん繁な竿上げもダメで、10分ほどのポーズを取ってゆっくり竿を立てて、アタリを聞く。反応がなければ、聞き上げた分だけイトを巻き取り、竿先で上下に小突きを入れてから、また置く。
その動作を繰り返して、少しずつ誘いながら探り寄せる。
イベント案内:江戸前釣り大会 カレイ釣り2019冬
2月17日(日)(荒天の場合3月3日に順延)、東京湾遊漁船業協同組合主催で開催。
◯参加費…¥9000。中学生以下は¥4500、女性¥7200。(エサ代含む)
◯表彰…横取り方式。1尾の全長で総合1~5位、各船1~3位を表彰。ほかレディース賞、ジュニア賞、ペア賞などあり。
◯申し込み…参加船宿に申し込み
参加の問い合わせ:東京湾遊漁船業協同組合
<週刊つりニュース関東版 編集部/TSURINEWS編>