「元日」の大阪南港ライトルアー釣行で本命メバルは不発もセイゴをキャッチ成功

「元日」の大阪南港ライトルアー釣行で本命メバルは不発もセイゴをキャッチ成功

新年の初釣りがその年の出来を占う、なんてことはまるでないのだけれど、まあできればそれなりの釣果に恵まれたいものだ。今年の初釣りは、通いなれた大阪南港の2か所を釣ってみた。年末にボウズをやってしまって、嫌な予感はぷんぷんしていたが、最後には何とか一尾手にできたのだから粘ってみるものだ。

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(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター井上海生)

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井上海生

フィールドは大阪近郊。ライトゲームメイン。華奢なアジングロッドで大物を獲ることにロマンを感じます。

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ショア ソルトルアー

この冬1尾のメバル、執念で追う

2024年の冬は、海水温に翻弄され、たったの1尾しかメバルをかけることができなかった。アジは完全に抜けているので、狙いはほとんどメバル1本。しかし場の条件的にエステルラインを使った方がやりやすいので、アジングタックルを持ってきた。ロッドは6.4ftで、足元もオープンも狙える長さだ。

「元日」の大阪南港ライトルアー釣行で本命メバルは不発もセイゴをキャッチ成功昨年の冬のメバルは1尾のみ(提供:TSURINEWSライター井上海生)

シーサイドコスモで降りると、さすがに元日で、釣り人の姿がほとんどない。これだけいないのも台風か雷の日以外珍しい。「みんな家でじっとしているのかな」なんて思いながら、我関せずというか、私は釣りに来ているのだから、最初から本気でいく。難しいことは承知で、執念のメバリングスタートだ。

時合い前、何もなし

日没の1時間前から入ったシーサイドコスモでは、回遊待ちしながらあっちこっちをメタルジグでせめてみた。辛気臭いふわ釣りでなく、しゃんしゃんとメタルを動かして、活性の高いヤツをかけてやろうという狙いだ。

しかし、この日は見た目にも本当にわかりやすい澄み潮で、水の色が悪い大阪南港の海も表層は澄んでいる。これではラインからルアーから見切られて仕方ない。一切アタリが出ず、他のアングラーの様子を見ても釣れている気配がなかったので、移動することにした。

フェリーターミナルに移動

続けて降り立った駅は「フェリーターミナル」。外向きの一本堤防が釣り開放エリアなので、ここで竿を出す。ちなみにこの冬一番アジを釣ったのも、このフェリーターミナルだ。小規模な釣り場だが、小さいなりにミニマムにいろんな角度やレンジを打てるので、去年から個人的に好きなポイントになった。

釣り場に入ると、日が暮れていく。「初日の入り」とでも言うのだろうか?きれいな眺めだ。

「元日」の大阪南港ライトルアー釣行で本命メバルは不発もセイゴをキャッチ成功2025年初日の入り(提供:TSURINEWSライター井上海生)

この釣り場はキワの水深がおよそ1.5~2mほどと、釣りやすい。西向きの堤防に潮ががっつりと当たるので、足元から半径5m以内がアジのポイントになりやすい場所だ。一応、まだ暗くなる前はアジの気配を見るために、ふわふわと軽量ジグ単で探ってみるも、やはり反応は皆無だった。

そのあと、キワ打ちに専念する。対メバル想定。やはり表層がキーのレンジではあるが、まあこれくらいの水深ならばどこについていてもおかしくないだろうと、小さい釣り場をボトム・中層・表層と細かくカウントダウンしながら徹底的に釣った。しかし、アタリはまったく出ない。

最後に現れたのはセイゴ

プランクトンパターンを意識して、リトリーブもほとんど漂わせるに近い釣り方ばかりしていた。ここで作戦をかえてみる。まだしもまともな小魚っぽいシルエットをしたワームにつけかえて、0.4gのジグヘッドでさーっとキワをトレース。これに反応したのがセイゴだった。ばしゃばしゃ跳ねながら前方へと逃げていく。

とにかくこいつにはエラ洗いがあるので、戦々恐々。慎重に寄せてきて、より一層ドキドキしながら抜き上げ。2025年初フィッシュはセイゴになった。25cmくらい、うん、悪くないだろう。

「元日」の大阪南港ライトルアー釣行で本命メバルは不発もセイゴをキャッチ成功きれいな魚体のセイゴ(提供:TSURINEWSライター井上海生)

メバルはもうあきらめて、今南港で釣るならこういうゲストを期待した方がいいかもしれない。セイゴというのはこうして見ると、大きくなったシーバスよりも、きれいで良い魚だ。およそ3時間半寒さに耐えた釣りが、ちょっとだけ報われた気がした。今年もいい釣りになりますように。

<井上海生/TSURINEWSライター>

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シーサイドコスモ