船釣りを中心とした様々な釣具を開発するブランド『アルファタックル（alphatackle）』がインスタグラムでプレゼントキャンペーンを実施。その内容がちょっと変わっているらしい。担当者に聞いてみた。
（アイキャッチ画像提供：アルファタックルフィールドモニター・二上あや）
TSURINEWS編集部
目次
『釣りフェス開催記念』インスタキャンペーン
船釣りの総合釣具メーカー『アルファタックル（alphatackle）』が公式インスタグラムアカウントで、『釣りフェス開催記念』プレゼントキャンペーンを開催。メーカーを褒めて褒めて気分良くさせて、プレゼントをもらおうというちょっと変わったキャンペーンだ。
釣りフェス2024のアルファタックルブース（提供：TSURINEWS編集部）プレゼント内容
アルファタックルの沖釣り汎用ロッド「ライトゲームFT 73-190M」を、抽選で10名様にプレゼントします。
同ロッドはオモリ負荷20～80号で、船釣りで最も汎用性が高い「7:3調子」。アジ・イサキ・タチウオ・アマダイ・マダイ・ヒラメなど近海の多彩なターゲットを一通り狙うことができる。
誰でにも扱いやすいライトゲームFT（提供：TSURINEWS編集部）応募条件
アルファタックル公式のインスタグラムアカウント(@alphatackle_japan)をフォローし、該当投稿にコメントをしてください。
アルファタックルのインスタグラム（提供：TSURINEWS編集部）コメント内容
アルファタックルを褒めて褒めて褒め倒してください！製品やスタッフ、アルファタックルというブランドそのものなど、褒める対象はなんでもOKです。
キャンペーン期間
『釣りフェスin横浜』開催初日にあたる、【1月17日10:00～1月24日23:59】まで
注意点
日本国内のみの発送となります。また、当選者の発表は、商品の発送をもって代えさせていただきます。
なぜ「褒めてもらう」キャンペーンにしたのか、株式会社エイテック営業販促課の下地さんに直撃してみた。
なぜ「褒めてもらう」ことにしたの？
なぜ「褒めてもらう」キャンペーンにしたのか、株式会社エイテック営業販促課の下地さんに直撃してみた。
「春は全国各地でフィッシングショーが開催され、東西南北へ走り回る一年で一番忙しい時期になります。なので、皆様からの温かいお言葉で英気を養って繁忙期を乗り切っていきたいなぁと思いまして。（笑）」
そう冗談まじりで答える下地さん。褒めてもらうことでブランドに関わる全スタッフのモチベーションと生産性を向上し、ハードな仕事をバリバリこなすという目的も確かにあるだろう。
でも本当にそれだけ？下地さんは常に利他的な思考をするナイスガイだ。きっと他にも理由があるはずと、さらに突っ込んで聞いてみた。
アルファタックルの下地さん（提供：TSURINEWS編集部）それだけ？
「釣り関連のSNS投稿を見ていて、ネガティブだったりマウントを取ったり、相手の気持ちを考えない一方的なコメント類を見ると残念な気持ちになります。それを釣りをしない一般の人が見たらどう思うか心配なんです。釣りや釣り人に対して良くないイメージを持ってしまい、釣りをやってみようという純粋な興味に水を差してしまうのではないか。今回の『褒める』キャンペーンで、SNS上に少しでもポジティブな投稿を増やせれば嬉しいと思っています。」
下地さんは少し照れ臭そうに答えてくれた。やはり真意は別のところにあった。「釣り」という遊びそのものへの広い愛を感じるコメントに、筆者はエイテックらしさを感じた。さらにSNSアカウントの運用についても聞いてみた。
公式SNSアカウントは誰が運用しているの？
「私を含めて数人のスタッフで運用しています。毎朝スタッフ間でSNSタイムを設けて、皆様からのメッセージや注目のトピックスを共有しています。」
毎朝SNSタイムを設定しているとはビックリ。スタッフに特に見てもらいたい投稿は朝方にしたらチャンスが増えるかもしれない。
嬉しいSNS投稿を教えて
「やっぱり、アルファタックルの製品を使って”こんな大物が釣れました！”といった釣果報告が一番嬉しいですね！ユーザーさんの歓喜の瞬間に一緒に立ち会えることが作り手としては一番の喜びです。」
釣りで笑顔はじける（提供：TSURINEWS編集部）「読んで身が引き締まる思いがした」投稿は？
少しいじわるかもしれないが、逆の質問もしてみた。
「アルファタックル製品を使ってのトラブル報告ですね。不慮のトラブル、製品上のトラブルなど様々ですが、全てのお客さんが”大切な休みの時間”を使って釣りに行っているので、その時間が台無しになってしまうことが一番残念であり身が引き締まります。その場合は、状況に応じて出来る限りのサポートに尽力をさせていただいております。」
《大切な休みの時間》という言葉に、自身の製品が釣果云々ではなく、より豊かな体験を提供するものであるという思いが表れているのではないだろうか。
SNSでどのようなコミュニケーションを取りたい？
「そうですね、もう本当にざっくばらんに色々なお話をしていきたいですね。「今度○○釣りに行くんだけど、オススメの竿ある？」とか、「この竿とこの竿って何が違うの？」とか「最近この竿でこんな魚釣れたよ！」みたいに、”釣具に詳しい釣り友達”みたいに接していただけたら嬉しいなと思います。」
そう締め括ってくれた。
妬むより褒めよう！
あくまで筆者の個人的な感想ではあるが、下地さんを始めエイテックのスタッフの方々は偉ぶったところがなく本当に人が良い。だからこそ、SNS上のネガティブなやり取りや空気感に心を痛めているのだろう。
少しでも釣り界を明るくしたいという思いがこめられた、今回の『釣りフェス開催記念』プレゼントキャンペーン。賞品のロッドはもちろん魅力だが、『アルファタックル』の心意気に賛同してぜひ気軽に参加してもらいたい。
このロッドが当たる！（提供：アルファタックルフィールドモニター・二上あや）＜小菊洋輔／TSURINEWS編集部＞
