メバリングやアジングなどの陸っぱりライトゲーム(ライトルアー釣り)において、中級者へステップアップするために必要な要素を紹介。釣りの腕は、釣り中だけにあらず!
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター檜垣修平)
ワームの素材に要注意
市販されているライトゲームワームの素材はPVC素材の物が多く、それ以外には非常に高い耐久性と針ズレのしにくさが特徴のエラストマーがある。
その日使ったワームを元々入っていたパックにそのまま戻すってことはあまりないと思われるで、別のケースに入れるか廃棄するかという場合が多いだろう。この場合に、メーカー違いのワームをごっちゃ混ぜにしてしまうと素材の相性によってプラスチックが溶けてしまう場合がある。エラストマーは特に他の素材と反応し溶けてしまうので注意が必要だ。
色移り
また、クリアーとチャートを一緒にしておくと色移りしてしまうのでそこも注意が必要だ。逆にフルクリアーをわざと色移りさせてクリアーチャートにする、みたいな事も可能である。
ジグヘッドの金バリは錆びやすい?
ライトゲーム用ジグヘッドには黒、銀、金といった針のカラーのバリエーションがある。その中で金バリは特に錆びやすいと言われる。実際のところ、筆者も確かにそれは感じていて金バリは他と比べて錆が来やすいように感じている。詳しいメカニズムについてはわからないが、金メッキがどうやら錆びているらしい。
金色なので錆びが目立ちやすいというのもあるだろうが、他に比べ錆びが回るのは早い。使った後にそのままスリットケースに戻しておくと次に開くころにはサビが浮いている。張り切って釣り場に付いたらジグヘッドが全部錆びていた……なんてことにならないように注意しよう。そもそもが使い捨ての道具であると割り切るか、使った後に真水で洗っておけば延命は可能だ。
マジックテープ
冬場の防寒着の袖に必ずといって良い程付いているマジックテープ。そのほかにもカバンやロッドベルト等に付いている。このマジックテープ、実はPEラインにとっては天敵。絡んだが最後、どんなにやさしく剥がそうと毛羽立ってしまう。それはつまりPEラインに傷が入った状態に他ならない為、その部分は切り取るべきだ。
ナイロンラインやフロロカーボンラインはマジックテープ程度ではそうそう深い傷にはならないだろうが、ぐちゃぐちゃっと張り付いてしまったならその部分は強度が低下した可能性があるので注意した方が良いだろう。
ドラグチェックを癖付ける
ライトゲームにおいてドラグとはとても重要。適切なドラグ負荷が掛かっていないとフッキングが決まらなかったりラインブレイクに繋がる。前回釣りに行った後にリールを洗って、ドラグを締めたまま別の日に釣りをしてしまいラインブレイク……なんてことがないようにしたい。
ライトゲームラインはいとも簡単に切れる。キャストする前に手で直接リールから出ているラインを引っ張り、ドラグがきちんと設定されているかの癖をつけておくと良いだろう。
<檜垣修平/TSURINEWSライター>