串本カセ冬の風物詩イワシフカセで狙う寒ブリ。今季も不調気味だが、時合終了後も手持ちで狙うスタイルで食い渋りを攻略し、マダイに加えてナイスサイズのブリを3匹手中にした模様をお伝えしたい。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・稲垣順也)
本命のブリ85cmを手中
針を外す前にイワシ撒き、直ぐエサをセットして再投入する。
狙いの棚に入ると再び竿が絞られる。今度はドラグを出す程の強い引きのため青物を確信。
オマツリ防止に置き竿にしておいた完全フカセの仕掛けを片手でリールを回し回収する。カセの周りに設置された生け簀のロープに気を付けながら慎重にファイトする。
なかなか良い引きを見せたが、カセ後方へ走った際は少々強引に頭の向きを変え魚をコントロールしながらファイトし無事ランディングに成功。85cm程のブリを幸先良くキャッチできた。
2本目のブリを追加
いったん落ち着こうと先程釣り上げたマダイと共に血抜きと神経絞めを行う。その後は反応が薄く、7時半を過ぎ日が出て時合終了の気配が濃厚となった。
ボトム付近でアタリが来るものの針には掛からないため、エサのイワシを切り身にしてみる。何度目かのアタリでヒットしたのはヘダイであった。
エサをイワシ1匹がけに戻し、棚を上に変え、ペレット落とし込み釣法の要領で落とし込んでいく方法を試してみた。
リールのカウンターで20mからエサを馴染ませゆっくり落とし込んでいく。25mを過ぎた辺りでついばむようなアタリから重みが乗りアワセを入れるが、空振りに終わってしまった。しかしそのアクションでスイッチが入ったか、エサが馴染む前に竿が絞られた。
引きからして青物だ、置き竿は入れていないため、青物の強引を楽しみながらファイトする。2本目もサイズは同じく85cm。
さらに3本目のブリがヒット
時刻は8時過ぎの完全に日が出てからの出来事で食い渋り攻略の糸口が見えてきた。次も同じ棚で当たるがアワセ切れ、恐らくサワラの仕業だろう。
続けて同じ棚で触るような前アタリが来たが食い込まないため、竿でルアーのようにアクションを入れてみた。
すると逃げられると思ったのか、食い込み走り始めたため、合わせを入れる。
青物とわかる強引だ。強い引きを楽しみキャッチしたのは85cm程のブリ。
もう十分釣ったため魚を締めて記念撮影をしてクーラーにしまう。9時にはエサのイワシが無くなり練りエサでのマダイ狙いに切り替えた。こちらの釣り方については前回記事を参考にしてもらいたい。