年末年始に需要が高まるマダコを狙い、茨城県ひたちなか市の仙昇丸で釣行。那珂湊沖は根掛かりが少なく初心者も安心。人気の釣り船は平日でも満員で、当日はタコ釣り初挑戦のZさんが良型3杯を含む大漁を達成。その様子をレポートします。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・荒木清)
目次
鶏皮チューンで1kgマダコをゲット
エギはメジャークラフトのプリプリタコエギと、100均のピンクエギでやっていましたが、アタリがなく、100均のエギに鶏皮を巻くことにします。
胸肉の皮を剥ぎ、冷凍して保存しておいた皮は、すでに溶けていて良い感じです。細い針金をエギのアイに結び、背中に鶏皮を乗せ、グルグル巻き、針の近くで針金を止め、再投入します。
すると、小刻みのシャクリから大きめのシャクリに変えた瞬間、手に重みが伝わり、早めの小刻みに変えていくと、竿先が動かなくなりフッキング。手と腕に重みがずっしりと伝わり、はやる気持ちを抑えながら慎重にやり取りします。
他のお客さんのオモリを釣っている感じで、勘違いするほどの重さです。上がってきたのは、大きいマダコ。隣の常連さんが、「それは良い!」とお褒めを頂き、嬉しい一言に顔もにやけたのを覚えています(笑)。
大型が掛かるも残り10mでロスト
鶏皮チューンにしてから、大型のアタリが続きます。1kgを掛けてからすぐの事です。大きくテンポよくシャクっていると、またもや重さが乗ります。すぐには合わせずに、一呼吸置き、乗ったのを確認して、鋭くフッキングします。
すると、さっきのタコより明らかに重い……。腕もシャクリでパンパンですが、タコが乗り、さらに重さが増し、腕が悲鳴を上げていましたが、それも嬉しい悲鳴です。ゆっくり慎重に上げてきます。
残り10mの事です。ラインが船の下に急に入り、「ブチン!」と音がして、一気にテンションが抜け、自分も唖然。タコなら間違いなく大型、人なら400kg位を釣っていた感覚です(笑)。見る前に海に消えていった獲物は、人か?それとも大ダコか?次回、年明けのリベンジを果たしたいと思います。
船上でマダコプチラッシュ
船内が急にざわめきます。船内を見渡すと、あちらこちらでタコが上がっています。もはやタコのプチラッシュ祭り。他のお客さんの仕掛けを見てみると、色々なエギの色でヒットさせています。
一つ気づいたのは、みんな脂身や鶏皮を巻いていることです。船長さんは巻いた方が良いと言っていた事が、その時分かった気がします。皆さん無心で竿をシャクリ、マダコを上げていきます。
そんな風景を見ていたら、手感度に来るアタリが来ます。すかさず、小刻みのシャクリを入れ、一呼吸のち、合わせを入れます。このズシッと乗る瞬間がなんともいえず、最高にアドレナリンが出ます。
黒塗りエギで釣友が良型3杯目
タコエギの情報は今や凄い数がありますが、その中でも気になったのが、真っ黒に塗ったエギで爆釣をしている動画です。思考は様々ですが、これは面白いと思いさっそくダイソーエギで試す事に。
黒の艶ありスプレーを購入し、黒くコーティングします。結果はと言うと暗いうちはアタリがなく、明るくなってから釣果に結びつき、自分も2杯を黒でHIT。何が良いか分かりませんが、この上の写真のタコは黒エギを離そうとしませんでした(笑)。
匂いか?色か?それとも…。タコ釣りも奥深さを思い知らされ、もっとタコ釣りをやろうと思った次第です。一言で言うと、面白い!です。
テンポ早めの誘いで連続ヒット
誘いのテンポもゆっくりやったり、早く行ったりと変えながらHITパターンを探っていきます。そんな中、ゆっくり小突きながらシャクっているタイミングで、「グゥ~」と重さが乗ります。
小突きをやめず、小突いていると重さが増し、すかさず即合わせをします。今回のタコは小ぶりなサイズですが、茹でるとスーパーに置いてあるサイズくらいです。このゆっくりと大きな誘いがもう一杯の追加に結び付き、2連続ヒットとなったのです。
今回の反省点
今回の反省点は、タコをばらしてしまった点と、船の底ズレでPEラインを切ってしまったことです。両方の反省点は次に生かし、大事な一杯を取れるようにしたいと思います。
為になった事は、船では色々な仕掛けやエギでタコを釣られていましたが、その仕掛けやエギの色などを参考にして次回、試してレポートできたらと思います。
マダコアートに挑戦
今では色々なお刺身アートがありますが、今回はマダコでプリンセスに挑戦です。かなりてこずりましたが、無事に完成。どうですか?ドレスに見えますでしょうか?
意外と楽しいお刺身アートはハマりそうです(笑)。釣ってよし!食べてよしのマダコ釣り。体験した事が無い方はおすすめいたします。
<荒木清/TSURINEWSライター>