那珂湊沖エギタコ釣りで1kg超頭にマダコ6杯【茨城・仙昇丸】鶏皮チューンや黒塗りエギがアタリ?

那珂湊沖エギタコ釣りで1kg超頭にマダコ6杯【茨城・仙昇丸】鶏皮チューンや黒塗りエギがアタリ?

年末年始に需要が高まるマダコを狙い、茨城県ひたちなか市の仙昇丸で釣行。那珂湊沖は根掛かりが少なく初心者も安心。人気の釣り船は平日でも満員で、当日はタコ釣り初挑戦のZさんが良型3杯を含む大漁を達成。その様子をレポートします。

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(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・荒木清)

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荒木清

小学生前から親の影響で釣りを始め、ハゼやテナガエビ、フナから始まり今じゃあオフショアのマグロまで釣り好きで船舶免許も取り、暇さえあれば船やレンタルボートで大海原へ出ています。

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鶏皮チューンで1kgマダコをゲット

エギはメジャークラフトのプリプリタコエギと、100均のピンクエギでやっていましたが、アタリがなく、100均のエギに鶏皮を巻くことにします。

胸肉の皮を剥ぎ、冷凍して保存しておいた皮は、すでに溶けていて良い感じです。細い針金をエギのアイに結び、背中に鶏皮を乗せ、グルグル巻き、針の近くで針金を止め、再投入します。

すると、小刻みのシャクリから大きめのシャクリに変えた瞬間、手に重みが伝わり、早めの小刻みに変えていくと、竿先が動かなくなりフッキング。手と腕に重みがずっしりと伝わり、はやる気持ちを抑えながら慎重にやり取りします。

他のお客さんのオモリを釣っている感じで、勘違いするほどの重さです。上がってきたのは、大きいマダコ。隣の常連さんが、「それは良い!」とお褒めを頂き、嬉しい一言に顔もにやけたのを覚えています(笑)。

那珂湊沖エギタコ釣りで1kg超頭にマダコ6杯【茨城・仙昇丸】鶏皮チューンや黒塗りエギがアタリ?1kgの良型をキャッチ(提供:TSURINEWSライター・荒木清)

大型が掛かるも残り10mでロスト

鶏皮チューンにしてから、大型のアタリが続きます。1kgを掛けてからすぐの事です。大きくテンポよくシャクっていると、またもや重さが乗ります。すぐには合わせずに、一呼吸置き、乗ったのを確認して、鋭くフッキングします。

すると、さっきのタコより明らかに重い……。腕もシャクリでパンパンですが、タコが乗り、さらに重さが増し、腕が悲鳴を上げていましたが、それも嬉しい悲鳴です。ゆっくり慎重に上げてきます。

残り10mの事です。ラインが船の下に急に入り、「ブチン!」と音がして、一気にテンションが抜け、自分も唖然。タコなら間違いなく大型、人なら400kg位を釣っていた感覚です(笑)。見る前に海に消えていった獲物は、人か?それとも大ダコか?次回、年明けのリベンジを果たしたいと思います。

那珂湊沖エギタコ釣りで1kg超頭にマダコ6杯【茨城・仙昇丸】鶏皮チューンや黒塗りエギがアタリ?もう少しのところでラインブレイク(提供:TSURINEWSライター・荒木清)

船上でマダコプチラッシュ

船内が急にざわめきます。船内を見渡すと、あちらこちらでタコが上がっています。もはやタコのプチラッシュ祭り。他のお客さんの仕掛けを見てみると、色々なエギの色でヒットさせています。

一つ気づいたのは、みんな脂身や鶏皮を巻いていることです。船長さんは巻いた方が良いと言っていた事が、その時分かった気がします。皆さん無心で竿をシャクリ、マダコを上げていきます。

そんな風景を見ていたら、手感度に来るアタリが来ます。すかさず、小刻みのシャクリを入れ、一呼吸のち、合わせを入れます。このズシッと乗る瞬間がなんともいえず、最高にアドレナリンが出ます。

那珂湊沖エギタコ釣りで1kg超頭にマダコ6杯【茨城・仙昇丸】鶏皮チューンや黒塗りエギがアタリ?マダコが大漁(提供:TSURINEWSライター・荒木清)

黒塗りエギで釣友が良型3杯目

タコエギの情報は今や凄い数がありますが、その中でも気になったのが、真っ黒に塗ったエギで爆釣をしている動画です。思考は様々ですが、これは面白いと思いさっそくダイソーエギで試す事に。

那珂湊沖エギタコ釣りで1kg超頭にマダコ6杯【茨城・仙昇丸】鶏皮チューンや黒塗りエギがアタリ?黒のスプレーで自塗りしたエギ(提供:TSURINEWSライター・荒木清)

黒の艶ありスプレーを購入し、黒くコーティングします。結果はと言うと暗いうちはアタリがなく、明るくなってから釣果に結びつき、自分も2杯を黒でHIT。何が良いか分かりませんが、この上の写真のタコは黒エギを離そうとしませんでした(笑)。

匂いか?色か?それとも…。タコ釣りも奥深さを思い知らされ、もっとタコ釣りをやろうと思った次第です。一言で言うと、面白い!です。

那珂湊沖エギタコ釣りで1kg超頭にマダコ6杯【茨城・仙昇丸】鶏皮チューンや黒塗りエギがアタリ?黒塗りのエギにヒット(提供:TSURINEWSライター・荒木清)

テンポ早めの誘いで連続ヒット

誘いのテンポもゆっくりやったり、早く行ったりと変えながらHITパターンを探っていきます。そんな中、ゆっくり小突きながらシャクっているタイミングで、「グゥ~」と重さが乗ります。

小突きをやめず、小突いていると重さが増し、すかさず即合わせをします。今回のタコは小ぶりなサイズですが、茹でるとスーパーに置いてあるサイズくらいです。このゆっくりと大きな誘いがもう一杯の追加に結び付き、2連続ヒットとなったのです。

那珂湊沖エギタコ釣りで1kg超頭にマダコ6杯【茨城・仙昇丸】鶏皮チューンや黒塗りエギがアタリ?さらにマダコを追加(提供:TSURINEWSライター・荒木清)

今回の反省点

今回の反省点は、タコをばらしてしまった点と、船の底ズレでPEラインを切ってしまったことです。両方の反省点は次に生かし、大事な一杯を取れるようにしたいと思います。

為になった事は、船では色々な仕掛けやエギでタコを釣られていましたが、その仕掛けやエギの色などを参考にして次回、試してレポートできたらと思います。

那珂湊沖エギタコ釣りで1kg超頭にマダコ6杯【茨城・仙昇丸】鶏皮チューンや黒塗りエギがアタリ?ネットに入れて持ち帰り(提供:TSURINEWSライター・荒木清)

マダコアートに挑戦

今では色々なお刺身アートがありますが、今回はマダコでプリンセスに挑戦です。かなりてこずりましたが、無事に完成。どうですか?ドレスに見えますでしょうか?

意外と楽しいお刺身アートはハマりそうです(笑)。釣ってよし!食べてよしのマダコ釣り。体験した事が無い方はおすすめいたします。

那珂湊沖エギタコ釣りで1kg超頭にマダコ6杯【茨城・仙昇丸】鶏皮チューンや黒塗りエギがアタリ?マダコプリンセス(提供:TSURINEWSライター・荒木清)

<荒木清/TSURINEWSライター>

▼この釣り船について
仙昇丸
出船場所:那珂湊港