年が明けて新春、初春と気分はもう春。春といえば渓流の解禁が楽しみだが、どこよりも早く昨年12月22日に解禁している滋賀県甲賀市土山町を流れる野洲川水系(土山漁協管内)を紹介しよう。
野洲川水系のポイント
同漁協管内で渓流釣りができるのは、田村川とうぐい川、そして野洲川ダムの上流域(昨年度は青土ダムから野洲川ダム間だったが今年度は放流を行っていない)だ。
それぞれ釣り期間や渓相が違うので要チェックだ。
初心者向きの田村川
まずは初心者向きの田村川。釣り区間は土山漁協事務所から上流の約4km。期間は7月31日まででアマゴ、イワナ、ニジマスが放流されている。
ここは冬場の水量が少ないので、狙うポイントはたくさんあるエン堤下の落ち込みだ。
瀬に放流された魚たちが浅い瀬を上って、エン堤下の深場にたまりやすい。暖かくなって雨が増えて水量が多くなると、瀬の中でも釣れるようになってくる。
エサは定番のイクラとブドウムシ、食い渋ったときはにおいと動きでアピールできるミミズが有効だ。
ファミリー向けうぐい川
次はファミリー向けのうぐい川。区間はうぐい橋から上流へ200mほど。
両岸は桜並木として整備されていて、例年4月中旬には桜の名所として見物客でにぎわう。なので期間は3月31日までで、アマゴのみが放流されている。
等間隔に階段状の流れとトロ場が続く。足場が良く水深も浅いので、子供でも安心してサオが出せる。
管理釣り場のような感覚になってしまうが、狙いは階段状の流れの一番下の落ち込みやトロ場のやや深くなっている所。
上流は人工的ではない自然な流れの深場や淵があるので、少しは渓流釣りの雰囲気が味わえる。
エサは田村川と同じくイクラやブドウムシ、ミミズだ。