ライトゲームでは必須の収納用具。基本的にはバッグかボックスタイプの2択になってくるだろう。今回は2つを比較しながら、どういった時にどちらが便利かを見ていこう。これから入門する人の道具選びの参考になれば幸いだ。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター檜垣修平)
バッグタイプ
筆者はもっぱらこっちタイプである。ワーム、ジグヘッド、フォーセップ、フィッシュトング等、必要なものは全てこのバッグに入っており外付けでワームケースやタオルが付いている。我ながら重装備だなとは思うが、ランディングネットや外付けのワーム収納なども全てバッグのD環に接続されているので、このバッグ一つに全てが集約されている。
ロッドホルダーを装着しておけば移動中は両手を開けることが出来るので、移動することを前提にしたスタイルに向いている。全ての動作が立ったままで完結する。
ボックスタイプ
外付けで竿立てやドリンクホルダー等が付けられ、自分好みにカスタマイズできる。バッグより容量も大きいので財布や鍵など貴重品も収納できる。堤防で腰を据えて釣りをするならこちらが向いているかも知れない。ステッカーを貼ったりとデコレーションもしやすい。
それぞれのメリット
それぞれのメリットはどんなものだろうか。
バッグ
・移動がスムーズ。
・立ったままで全ての動作ができる。
・山や磯のような足場の悪い所で両手を空けられる。
ボックス
・容量が大きい。
・座れる。
・荒天でも中身が濡れない。
・複数本のロッドを使う場合に便利。
主にこんな感じだろうか。筆者は磯メバルをするので、バッグ一択という感じなのだが、堤防の街灯下で釣りをするならボックスの方が便利だ。堤防ライトゲームのついでにエギングも……というような欲張りさんなら竿立てが付けられるボックスの方が間違いなく便利である。逆にアタリが無ければ即移動!というせっかちさんならバッグタイプの方が間違いなく手返しが良い。
考えられるデメリット
それではそれぞれのちょっと気になるポイントについてみてみよう。
バッグ
・雨天時に中身が濡れる。
・2本目のロッドを持ち込みたい時にちょっと不便。
ボックス
・色々と揃えだすとそれなりにコストが掛かる。
・足場の悪い所だと不安定。
こんなところだろうか。バッグでも2本目のロッドをロッドホルダーに刺して持ち込むことは筆者もたまにあるのだが、いかんせん邪魔くさい。ロッドホルダーに2本目を刺したままだとキャスト時にいちいち気になるし、木の出っ張った枝に引っかかったりする。
自分の釣りスタイルに合わせよう
移動が多いかどうかがどちらを選ぶかのキーになるだろう。腰を据えて釣りをするタイプの人ならボックスを、短時間で移動を繰り返すのならバッグがオススメだ。
ちなみにだが、ミニマリストな方以外はなるべく想定よりワンサイズ容量の大きいものを選んだ方がバッグも、ボックスもオススメだ。まさに大は小を兼ねるという言葉通りだ。ボックスは船釣りなどでも兼用できるので、ライトゲームだけを考えず少し余裕を持ったサイズをオススメする。
<檜垣修平/TSURINEWSライター>