11月8日、深夜1時に名古屋の自宅を出発して愛知県・南知多町へサビキ調査へ。前日に釣り仲間から連絡があり「明日休みになったから釣りに行かない?」。偶然だが私も全く同じ状況になり同じことを言おうとしていたところだった。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・伊藤洋輔)
釣り桟橋でサビキ釣り
最近の状況を踏まえて話し合ったところ、朝マヅメの豊浜釣り桟橋に午前4時に集まることに。仲間との約束前に数カ所調査することにした。
午前2時、まずは大井漁港にやってきた。集魚灯などの道具をキャリーに詰めて堤防先端を目指す。このポイントには常夜灯がないためヘッドライトは必須だ。
コマセは集魚剤と8切りアミエビ、トリック仕掛けシロメを用意した。1カ所の釣行ならアミエビは16切りでも十分だが、今回は複数カ所回るため少し多めに用意した。
15cmのメバルキャッチ
集魚灯を用意して多めにコマセをまいていく。堤防先端は潮の流れが速いためコマセは少し硬めにした。やわらかいと流されて効きづらいからだ。
30分ほどたち次のポイントへ行こうとした瞬間、サオに付けてあった鈴が激しく鳴った。ふいを突かれたアタリだったため驚きながら慌ててサオを押さえ慎重にリールを巻く。
上がってきたのは15cmのメバル。なかなかの体高だがリリースして次の場所へ向かった。
アジが好調
やってきたのは師崎港の常夜灯ポイントだ。コインパーキングに駐車して必要な道具をそろえて移動する。このポイントは常夜灯にアジが集まっているためコマセをたくさんまく必要がなくトリックサビキが有効だ。
シロメを通し、ゆっくり仕掛けを沈めていく。するといきなりヒット。上がってきたのは15cm弱のアジだ。その後も安定していて30匹ほど釣れた。なんとかお土産を確保することができてひと安心だ。
22cmの良型アジを手中
午前4時に豊浜に到着すると、すでに仲間が自作の集魚灯で先に釣りを始めていた。私も準備をしながら状況を聞く。2時に到着し、20cmのアジが3匹釣れたとのこと。同じコマセ、シロメを使用。私も集魚灯を点灯すると釣り座は一段と明るくなった。
仕掛けを投入し、サオ受けにセットしてアタリを待つ。午前4時を回ったときに時合いがきた。仲間の3mの磯ザオが激しく曲がる。上がってきたのは22cmのアジだ!
明るくなるとアタリが遠のく
私もドキドキしながらアタリを待つが、なぜか釣れるのは3mの磯ザオばかり。3mの磯ザオはサオ先が軟らかく自然なサビキの動きを演出、集魚灯の明暗の境目を狙うことができる。このサイズのアジは警戒心が強く、なかなか足元まで回遊しないのだろうか…。
その後も3mの磯ザオを中心に20cm前後のアジが10匹釣れた。午前6時を過ぎると辺りが明るくなり、アタリがピタリとなくなり納竿となった。
最終釣果
豊浜のポイントをまとめてみよう。釣れるアジのサイズは大きく回遊が少ないため、3m以上の磯ザオにシロメ、アミエビなどのトリック仕掛け(サビキサイズは5号)で回遊を待つのがお勧め。
朝のまとまった時合いはないため、数を狙いたい場合は早めに行くこと。また11月に入り一気に寒くなったので、防寒着の準備を行い釣りに出かけよう。
<週刊つりニュース中部版APC・伊藤洋輔/TSURINEWS編>
豊浜釣り桟橋