晩秋の上天草市では、釣りシーズン真っ只中。アジングでよく釣れる「有明ターポン」が、堤防を牛耳るほどの勢いで生息数を増やしています。引きが強く、釣り人泣かせのターゲットですが、実はその味も絶品!今回は、この魚を狙う楽しさや、刺身や素揚げで堪能する方法をご紹介。釣りも料理も楽しめる、少し変わったターゲットに挑戦してみませんか?
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・松永一幸)
有明ターポンを求めてルアーフィッシング
昨今、アジングのゲストでよく釣れる「有明ターポン」がやたらと増えています。
「上天草市公式釣り人のテルさん」の情報によると、毎年のように個体数を増やし、今年に至っては、上天草市一帯の堤防を牛耳るほどの勢力拡大の横暴ぶり。その勢いは、「生態系を狂わす」レベルとのこと……。
そこで今回は、「有明ターポンを釣って美味しく食べよう」と題して、厄介者?である有明ターポンを敢えて狙って釣る楽しさと、その釣果の美味しさを知ってもらう食べ方をご紹介致します。
タックル
アジングタックルで大丈夫です。もちろん、大型も出ますので、ラインブレイク対策は必要ですが、基本的にライトゲームタックルが有効です。
筆者は、最近はこのタックルで狙っています。
・ロッド:PSR60 The Next Stage
・リール:13’ソアレCI4C2000PGSS
・ライン:エステル0.2号
・リーダー:フロロカーボン0.8号
釣り方
キャストして、カウントを取り、レンジキープしながら、リトリーブでルアーを引いてくると、アジと似たようなアタリがあり、簡単に釣れます。
具体的には、筆者が有明ターポンこと「ヒラ」をアジングタックルで仕留めた時の記事を参考にしてください。
美味しい食べ方
筆者としては、25cm程の物なら素揚げが大好きなのですが、上天草市公式釣り人のテルさんによると、一番美味しい食べ方は刺身とのことです。
もちろん、ニシン属の魚ですから、コノシロの倍程小骨が多いです。その為、骨切りの工程が必要になります。
料理が得意な方なら大丈夫ですが、苦手だけどチャレンジしたい方は、調理方法など動画で確認をして挑んでみてください。
狙って釣ろうとすると意外と難しい
簡単に釣れるイメージが強い有明ターポンですが、実は狙うとなかなか釣れないもので……。
居場所を突き止めるまでは、アジング同様に難しいのですが、群れに当たれば高確率で釣れてくれます。しかし、引きが強く、仕留めるにもそれなりの腕前が必要になりますが、その駆け引きの楽しさから、釣り物としても面白いターゲットだと言えます。
また、味も良く食べごたえもある為、アジングの釣行で、「アジ」の反応が無い場合は、有明ターポンを狙って損は無いと思います。
生態系維持の為、皆さんも一肌脱いでいただけると助かります。
<松永一幸/TSURINEWSライター>