登立周辺(熊本県上天草市)で、秋チヌの釣果が上向いてきた。9月7日に釣行した際は本番さながらの釣果に恵まれた。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター松田正記)
チヌ釣りのシーズン
登立周辺のチヌは一年を通して狙えるものの、秋から初冬は数が出やすい。型は20~30cmとメイタ(チヌの若魚)級が中心だが、時折40cmを超す良型が交じる。
釣り方
釣り方は日中のフカセやナイターによるウキ釣りの2通り。いずれも堤防や護岸から狙う。同日現在、天草は残暑が厳しく、夜釣りに臨む人が大半だ。
アタリは1投目から
この日は午後10時過ぎに現地に着いた。まずは登立新田漁港を除くと、釣り人がずらり。邪魔にならないよう離れた場所に釣り座を構え、すぐに準備に取りかかった。
ウキは自重があってよく飛ぶLFスマート。ハリは細身で刺さりのいい速手チヌを選択し、アオ虫を1匹掛け。タナを2ヒロとり、サオ下から探ってみた。
その1投目だった。ウキが横に引っ張られるアタリが出た。アワセを入れると魚は沖に走る。慎重なヤリ取りの末に水面を割ったのは50cmに迫るチヌだった。
小まめに移動
その後はアタリがなく、同港出口付近の護岸に移動。手前の浅場を小まめに移動しながら1ヒロのタナで攻めると、25~40cm前後のチヌが連発。同型のキビレ、マダイ、コショウダイも交じり、7尾釣ったところで翌午前1時前に納竿した。
足で稼ぐ
周辺の秋チヌは本番に突入した模様。例年11月ごろまで狙える。まきエサをしないためか、1か所にとどまらず、「足で稼ぐ釣り」のほうがよさそうだ。
<松田正記/TSURINEWSライター>
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