「沖釣りから清流へ!」海のボートアングラーが挑む【鮎ルアー釣りへの道のり】

「沖釣りから清流へ!」海のボートアングラーが挑む【鮎ルアー釣りへの道のり】

今回の記事では、30年にわたり海での沖釣りを楽しんできた筆者が、淡水の清流での鮎キャスティングに挑戦するまでの準備を紹介。初心者ながらも釣り場探しや漁協とのやりとり、適切なタックル選びに奮闘し、来シーズンの解禁日に向けて意気込む様子をお伝えします。

(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・丸山明)

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丸山明

ゴムボートから始めたボート釣りも25年を過ぎ、もうover60です。釣りを極めたいです。

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アユ釣り 淡水の釣り

来シーズンに向けて鮎ルアー釣行の準備

釣りが好きだし、魚を食べるのももっと好きかもしれない。海の沖釣りが99%の釣行だし、小さいボートで明石沖などの播磨灘で釣るようになって30年を超えました。

まあ、それなりに釣れる時もあるので、ますます深みにはまっていて、特に青物ジギングとシロギス釣りは、かなりの好きな釣りです。釣行回数も多く、ひとり気ままなボート釣りが楽しいのですが、少々違う考え方が出てきました。

ボート釣り人が憧れた川の釣り

心の奥深くに淡水の釣り、それも渓流の釣りに心を惹かれていました。しかし、渓流釣りは、沢登りみたいなシーンも多く、既にその年齢を超えてしまっています。そこで、目についたのが鮎ルアーです。

ヤマメをルアーで喰わし、その塩焼きもおいしいですが、清流のアユをルアーで釣って塩焼きにするのは、これまた楽しいだろう。清流での釣りならば、河原の広いところもあるだろうから、渓流と違い何とかなるかもしれないと、考え始めました。

鮎キャスティングはできそうな気がした

アユ釣りの代表は、友釣りです。10mの長竿を持って、川に立ち入って鮎を泳がすなど、私には想像外の行動です。長い年月、9尺(2.7m)より長いサオは持つことなく、そんな長いサオを担いで川に入るなどとんでもない。

でも、川に入ってもひざ下程度で、キャスティングロッド9feet以下ならば、できるかもしれないと勝手な考えが出てきました。

ただし、沖は結構大雑把に投げても何とかなり、ミスキャストがトラブルにつながることも少ないですが、狭い川でのミスキャストは、そのままトラブルになる確率が大きく違うでしょう。これは、練習です。特にアンダーキャストからのフェザーリングです。いわゆる、ルアーコントロールが必須の項目です。

そんな、ハードルがあるにせよ、キャスティングしてルアーで釣る基本は、そう大きく違わないと思い始め、来シーズンからチャレンジしてみよう、釣れる釣れないより、清流に立てるだけでも良いからと都合がよく考えています。

「沖釣りから清流へ!」海のボートアングラーが挑む【鮎ルアー釣りへの道のり】橋の上から川を見ると鮎が泳いでいた(提供:TSURINEWSライター・丸山明)

始めようとすると疑問が山ほど

ボートで明石沖に行き、秋ならば潮させよければ高確率でハマチをとっつかまえるノウハウは、わずかにあっても、鮎となると全くの素人です。さて、どうしようか……。

少しの知識で知ったのは、どこの川でも鮎キャスティングができるものでもなく、それなりに漁協がOKした川でないと、ルアーは使えないことでした。そうするとどこの川へ行けばよいのかが、スタートです。そして、我が家から2時間半の距離の兵庫県北部と鳥取県の2河川が候補になりました。

「沖釣りから清流へ!」海のボートアングラーが挑む【鮎ルアー釣りへの道のり】鮎ルアーができそうな河川(提供:TSURINEWSライター・丸山明)

漁協とおとり屋さんでひもとき

勝手知ったる播磨灘のボート釣りとは違い、1年生以前の幼稚園です。釣る前に、常連さんが目いっぱいの川で、自分の居場所を確保することができるのか。

乗合船ならば絶対的君主であり教師である船長がいるので、初心者も安心できますが、「おっさんなにをしているんじゃこらーっ!」を何回聞くことかと思います。

「なにーっ 石を抱えて泳がせてやろうか」なんて言うのではなく「はい、すんません。どきます。」です。友釣りと鮎ルアーは、良い関係を作ることです。船長はいないけれどおとり屋さんの大将がいるので、ここが拠り所かもしれません。

おとりを買わなくても年券(遊漁券)買えば、末席に加えてくれるかもしれない。とにかく、おとり屋さんとは懇意になりましょう。

実際のルールとマナー

この2河川の漁協やおとり屋さんに尋ね聞いていくと、どちらもルアーを使って釣ることができます。勿論、期間や禁漁区、また友釣り専用区はあります。それ以外は、フリーです。

マナーは、ボートでも一緒で先行者などの邪魔はしないなどですが、常識的な判断をすれば良いでしょう。とにかく、友釣り屋さんに近づかない。これです。

2時間半の距離、まあ、海と違い夜明け前からでもないので、なんとかなるでしょう。ボートで明石沖まで走れば1時間だし、係留地へ行くのも考えれば、そんなものかです。よし、この2河川に的を絞って、調べてみます。

「沖釣りから清流へ!」海のボートアングラーが挑む【鮎ルアー釣りへの道のり】友釣り師さんの近くで釣りをしないこと(提供:TSURINEWSライター・丸山明)

しかし、まず川の釣り場はどこか。駐車場所はどこか。川へ入るアクセスポイントはどこか。これだけでもマスターしないと釣れません。何をおいても釣り場に通うことが、この調査方法でしょう。

まず9月に通い、一番無難な場所をいくつか調べてきました。土日は混むでしょうが、平日に行きますから多少は違います。これだけでもアドバンテージです。

「沖釣りから清流へ!」海のボートアングラーが挑む【鮎ルアー釣りへの道のり】場所の下見は大事(提供:TSURINEWSライター・丸山明)

準備は着々と進行中


漁協、釣り場、駐車、アクセス、タックル、リグ、釣り方と、これからのマターをひとつづつクリアさせて、来シーズンにデビューをして、釣れない、始めて釣れた、塩焼き食べた、とできれば幸いです。

買うものもたくさん。流用できるものは流用するとしても、ルアーやロッドまでは、新調だから他の物を倹約です。それに、足ごしらえ、安物の足ごしらえはケガの素で、これは重要です。

これから 不定期で6月の解禁まで準備のお話、そして、解禁以降は、いつ塩焼きを食べれるかのお話をお届けできるようにいたします。

<丸山明/TSURINEWSライター>