9月の終わり、まとまった連休をもらい東京へ釣り旅に出かけました。その際TSURINEWSの編集長にお会いする機会をいただき色々話を伺ったところ、横浜の面白い釣具屋にスゴいヘチ竿があるとのこと。興味津々、訪ねてみることとしました。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・かにおけ)
早速眺めてみる
竿の名はプロテインハンターSE。I.D.A.ワークスオリジナルヘチ竿で2.1mの2ピース仕様です。穂先はしなやかなグラスソリッド、ガイドリング採用。
ブランクスにしっかりはめ込めば継ぎ目のガタつきは全くなし。持ってきたタイコリールを取り付ければ、パイプシートでしっかりとホールドされ、見た目もバッチリです。
ガイドに糸を通し、引っ張ってテンションをかけてみる。一見7:3調子かと思いきや、滑らかに曲がる穂先から続くブランクスはルアーロッドを思わせる剛健さ。廉価ロッドにありがちな胴のフラつきもありません。
ブランクスのガイドは上下2点支持でパワー系の作りといった感じ。ガイド周り、グリップ、全体の塗装、細かなところまで丁寧に作り込まれ、完成度の高い竿と見受けられます。明日早速試してみよう、使うのが楽しみです。
東京湾運河で実釣
翌日、東京江東区の潮見運動公園にて実釣。ガイドの糸通りも良くBクラスのガン玉でも落ちていきます。持ち重りせずクリップ感も良く、色分けされた穂先の視認性もバッチリ。着底した感じもよく分かります。
引きをしっかり受け止める
そしてはっきりしたアタリが。合わせてヒット、クロダイの強烈な引きがプロテインハンターにダイレクトに伝わる。でも問題なし、ブランクスがしっかり受け止めている。徐々に浮かせ、見えてきたのは確かにクロダイ。このまま何とか浮かせたい。
しかし勝負はクロダイにあり。壁に突っ込まれラインブレイク。どうやらリールの巻き込みが遅く竿の長さ以上に糸が出ている分潜られてしまったようです。
リーズナブルなのに確かなポテンシャル
しかし竿のポテンシャルは確かなものと実感。繊細な穂先で微妙なアタリを捉え、丈夫なブランクスで突進を阻む。1日持っても疲れない使用感もグッドです。
コスパはバッチリ、実力もしっかり。真面目に遊べるヘチ竿プロテインハンター。これからヘチ釣り始めてみようかな、という人にはおすすめの1本です。
<かにおけ/TSURINEWSライター>