釣りをするためにカヤックに乗っていたが、いつからかカヤックに乗りたくて釣りをするようになった。今では、釣りとカヤックは同義語だと考えている。今回はそんな私の「普段の釣り」について紹介しようと思う。
(アイキャッチ画像提供:HOBIE JAPAN アンバサダー・橋口純平)
西伊豆でカヤックフィッシング
日の出に合わせて準備を始めて、カヤックを釣り仕様にしていく。静岡県西伊豆エリアでタイラバ釣りを満喫する予定だ。
HOBIE KAYAKのメリット
HOBIE KAYAKの「MIRAGE PRO ANGLER(ミラージュ・プロアングラー)」は、釣りに特化したモデルのカヤック。改造の必要なく、釣りに必要なものが標準装備されているため、釣りの準備は一般的な汎用カヤックと比較すると格段に早く、簡単に完了する。
タイラバ2タックルを持ち込む
あれもこれも、やりたい釣りが多くなると道具が多くなってしまう。だから、タックルは2セットまでとルールを決めている。この日はタイラバでマダイを狙うためにスピニングタックルとベイトタックルをセットした。
HOBIE純正ロッドホルダーはシンプルな作りだがホールド力に優れ、気付いたら外れていたなんてことがない安全性の高い作りになっている。
厳選した2セットのロッドを大きく曲げる想像をしながら沖へと進む。HOBIEの足漕ぎカヤックは軽いジョギングくらいの負荷でパドルカヤックを追い抜くほどの推進力を得ることができる。海面を裂くように進むのは気持ちが良い。
日の出後にゆっくり出艇
日の出と同時にスタートするカヤックフィッシングにおいて、朝一ダッシュでのポイントへの移動はその日の釣果を大きく左右するため、レースのような光景が見られることがある。
以前は日の出前のフライング出艇が常態化していたが、最近ではルールやマナーが浸透し、日の出後の出艇や、ローカルルールに従い安全にカヤックフィッシングを開始することができているように感じる。
焦らず悠々と楽しむ
自分はというと、ちょっと出遅れてスタートして、ゆっくりとポイントへ向かい、競争の外側で釣りをするのがいつものパターンとなっている。意外とポイントを外れた場所が当たりの場所だったりするため、悠々とカヤックフィッシングを楽しむことにしている。
風と潮の流れが変化し続けると釣りにくい。
アマダイが連続ヒット
底から50cmあげたところでアマダイがヒット。タイラバとアマダイは相性が良い。この後もアマダイのヒットが続き、家族で食べる分のアマダイを釣ったところで小休憩。
釣りをしない時間もカヤックに乗っているだけで気分転換になる。非日常だと感じていた光景がカヤックのおかげで日常になった。
風と潮に進路を任す
大物を狙い、数釣りを楽しむために仕掛けを交換し、場所を変え、魚探を睨みつけながら魚を探す。つい最近まではまさにこのスタイルの釣りをしていた。
カヤックを楽しむことを始めた今では、釣れる時は釣れる。釣れない時は釣れない。波の揺らぎに身を任せ、風と潮に進路を任せている。
大物バラしで納竿
この日は台風の影響で急速に天候が悪化し、豪雨と晴天が交互に現れるような釣り向きではない状況だった。ようやく掛けた大物にも逃げられたため、納竿として、風裏にある洞窟探検に向かった。