残暑厳しい9月8日の午後、午後から少し空いた時間に前回釣れなかったカワムツやシラハエを求めて、前回と同じ三重県いなべ市の野池に出かけてみた。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・杉山陽佑)
用水路でルアー釣り
台風の影響でだいぶ水かさが増していたが、相変わらず小バスからの反応は良い。だがリベンジターゲットのカワムツやシラハエの反応はない。
時間もないので、山間の野池から流れる用水路には間違いなくいると思い、帰路の途中に以前から気になっていた用水路をのぞいてみた。農道脇の広場に車を止め、歩いてポイントにアプローチする。
川幅2~3m。水質はやや濁りで、取水用のエン堤に1mほどの深場がある。所々チャラ瀬もあり、いかにも小魚が着きそうなポイントがたくさんある。のぞきたい気持ちをぐっとこらえ、アップクロスでアプローチする。
スピナーに小バス&カワムツが反応
選んだルアーはシルバーのスピナー。用水路を覆うススキの際に落とし、流れに乗せて手前の深場まで漂わせてくると、1投目から勢いよく飛びついてくる魚が見えた。
だがここでも小バスからの攻撃を受けてしまう。2投目も同じコースを流してみると、同サイズの小バス。どうやらカワムツやシラハエよりも先に、小バスがルアーにアタックしてくるようだ。
1gのスプーンでカワムツをキャッチ
今度は先ほどより少し流れがあるよどみ絡みのポイントに狙いを定めてみた。
ルアーはよりナチュラルに流れるように、1gの小型スプーンを選んでみた。やはり流れの苦手な小バスは姿を消し、流れの中から小魚がアタック。だが早アワセは禁物だ。穂先を押さえ込むアタリを確認し、そっとアワせると流れに逆らう心地良いカワムツの引きが伝わる。