釣りを快適にするためのアイテムは数多くありますが、筆者が特に気に入っているのが「マグネットリリーサー」です。使い始めて3年ほど経ち、今ではなくてはならない存在になっています。今回は、このマグネットリリーサーの使い方やその魅力についてご紹介します。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・須藤雄飛)
マグネットリリーサーとは?
マグネットリリーサーとは、強力なマグネットを使って、吊り下げたものを簡単に取り外せるアイテムです。下側のリングに吊り下げたいものを取り付け、引っ張ることでマグネットが分離します。これにより、ベストを脱がずに釣具を素早く取り外すことができるため、特に背中側に装着する際に便利です。
おすすめの使い方
マグネットリリーサーに付けると便利なアイテムを紹介します。
ランディングネット
マグネットリリーサーは、ランディングネットの保持に最適です。以前はL字ステーを使ってD管に取り付けていたのですが、取り外しに手間取ることがありました。マグネットリリーサーなら、ネットを引っ張るだけで簡単に取り外せるので、とても便利です。
サーフスタンド
サーフスタンドは砂浜でロッドを立てて置くのに使用するアイテム。これも、マグネットリリーサーで保持すると便利です。以前はカラビナでD管に取り付けていましたが、ロッドを置く際にスムーズに外せず手間取ることがありました。マグネットリリーサーを使えば、引っ張るだけで簡単に取り外せるため、すぐにサーフスタンドを砂に立てることができます。
購入方法とおすすめポイント
マグネットリリーサーは基本的にはどんなものでも吊り下げられる汎用性がありますが、自分がとりつけたいアイテムと、どこに吊り下げるかしっかりイメージしてから購入してみましょう。
マグネットリリーサーは、通販サイトや100円均一のアウトドアコーナーで購入可能です。ただし、非常に人気が高いため、見つけたらすぐに購入することをおすすめします。
耐荷重に着目
マグネットリリーサーにはそれぞれ耐荷重があります。これは磁石の強さと同じで、耐荷重5kgであれば5kgのものを吊り下げるまでは分離しないという事になります。
釣りで使う場合には耐荷重はあまり強すぎるものは避けた方が良いです。筆者は5kgのものを使用したことがありますが、思いのほか磁力が強く、保持しているものをなかなか取り外せないという事が多発しました。
特にランディングネットなどは、取り外しにもたつくと魚が逃げてしまうことがあるので、適度な耐荷重のものを見つけましょう。筆者のアイテムの場合は、3kg程度の耐荷重のものが、一番使い勝手がいいです。
使用上の注意点と工夫
最後にマグネットリリーサーを使用する際の注意点と工夫を紹介します。
落下に注意
マグネットリリーサーは強力な磁石を使っていますが、側面に物がくっつくと保持力が低下する可能性があります。取り付ける際は必ず垂直に取り付けて、最大の効果を発揮させましょう。
砂鉄に注意
砂浜で使用する際、砂鉄が磁石に付着すると磁力が弱まることがあります。定期的に砂鉄を取り除くことで、磁石の効果を維持できます。シャワーなどを使って洗い流すと効果的です。
補強をしておく
マグネットリリーサーの磁石は両面テープや接着剤で土台に止められていることが多いです。ネットの口コミを眺めていると、磁石が取れたという声もあるので念のため瞬間接着剤を少量垂らし、補強しておくといいでしょう。
<須藤雄飛/TSURINEWSライター>