8月下旬、和歌山県の串本のカセに釣り仲間の大西さんを誘って釣行した。夏の串本のカセと言えば青物祭りで有名だ。今回の釣行では、仲間と共にワラサ3連発から始まり、ついには9kgを超えるブリをキャッチ。釣れた魚をその場でさばいて食べる最高の瞬間も楽んだ。串本のカセ釣りで、青物との熱いファイトを堪能した一日をお届けしよう。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・溝川弘巳)
9kg超ブリ浮上
1匹でいいから掛かってくれと願いながら仕掛けを落とすと、ようやく私にアタリがきた!とにかく走らせないように強引に巻くが、引きが強く重労働。なんとか浮かせることに成功。釣れたのはワラサだった。
よくこんな魚を3匹も上げたなと思いながら仕掛けを落とすと連続ヒット。かなり締め気味のドラグが鳴りラインが出される。
今までのワラサとは違うような強烈な引きがサオを曲げている。とにかく巻けるときに巻き、ラインを出されると巻くの繰り返しだ。ドキドキしながらやり取りしていると、やがて浮いてきたのは9kgを超えるブリだった。初めてブリクラスを釣ったので、かなりうれしかった。
青物の回遊は明け方まで
そこから何回かアタリがあったがバラしてしまい、夜明けを迎えた。
この時点で青物の気配がなくなったのでジギングに変更。手のひらサイズのカンパチを5匹ゲットした。
大西さんはオキアミの胴つき仕掛けでタマガシラを上げていた。
いろいろな魚が釣れたので休憩。釣ったワラサを解体して刺し身にすると、脂が乗っていて今まで食べた中で一番に近い最高のおいしさだった。
最終釣果
午前10時すぎ、日照りが強く、かなり気温が上がってきたので、連絡を入れて迎えにきてもらい釣りを終了した。ワラサ4匹とブリ1匹と満足の結果だった。遅刻しなければ10匹は上がっていただろうと思うと残念だ。
陸に上がり船長と話していると、1日前はブリがゴロゴロ釣れたらしい。恐るべし串本のカセ。串本の青物祭りは始まったばかりなので、興味のある人はぜひ挑戦を。
<週刊つりニュース中部版APC・溝川弘巳/TSURINEWS編>
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