サンデーアングラーである筆者が、週末以外の日にも釣りに向き合う方法として考案したのが「釣行のイメージをレポート化する」ことです。この記事では、レポートを作成する際の具体的な手順や活用方法を紹介。実際に釣りに行けない日でも、釣りに対する意識を高め、フィールドでの成功に繋げるためのヒントが詰まっています。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・久末大二郎)
目次
週末以外に釣りと向き合う方法は妄想釣行?
サンデーアングラーでも毎日釣りに向き合うために筆者が始めた取り組みがあります。それは、「日々イメージしたことをレポートにまとめる」という方法でした。
この方法を思いついたのは、北海道のロックフィッシュゲームにのめり込んでから、トーナメントの常連アングラーや上位入賞者と釣りをする機会が増えたことで、彼らが「ほぼ毎日フィールドワークをしている」ことに驚いたのがきっかけです。
筆者は札幌に住んでおり、海が近い函館や噴火湾エリアの住民とは異なり、せいぜい週末に車で3時間かけて釣りに行くのが限界です。月にすると4~6回程度。この状況で、「どうすれば釣りに対する考え方で彼らに追いつけるか」と考えました。
釣りに行かない日は、仕事やTSURINEWSの記事作成などで、自分の釣りに向き合う時間が取れていないことに気づきました。そこで、普段の釣りをどうやって向き合うかを工夫し、レポートとして記録することで、より自分の釣りに集中できるようになったのです。
準備するもの
まず、ノートとペンは必須です。そして、風向きや潮回りを把握するために、スマートフォンアプリ「ウィンディ」や「タイドグラフ」を使用します。これらのアプリで釣り場の状況を仮定しやすくなります。
筆者のイメージレポートの記入方法
筆者はまだ北海道のロックフィッシュゲーム歴が浅いため、ベテランと比べると知識や経験は少ないです。しかし、それでも日々レポートを作成し、次のように釣行計画を記入しています。
1. タイドグラフで潮回りを確認
2. ウィンディで仮定したフィールドの風向きを確認
3. 開始時間と終了時間を決める
4. 時間ごとにどのエリアをどう攻めるか戦略を記入
時間設定は2~4時間程度がおすすめ。長時間のプランでは記入量が増え、後半のイメージが雑になりがちだからです。また、フィールド戦略は、Googleマップなどを使い、普段行く釣り場を見ながらイメージすると良いでしょう。
記入例
・◯時~◯時 港内中央の小突堤にエントリー。
・◯時から下げ潮のタイミングでシャローエリアを攻める。まずはテキサスリグの◯gシンカーを使用し、◯インチのシャッドテールワームでサーチ。
魚の反応や釣果までは仮定しませんが、風向きや潮回りなどから作戦を立てることが重要です。
実際の釣行の振り返りもノートに記入
実釣の際は、ノートに書いたプランを実際のフィールドで試し、その結果をフィードバックとして記入します。フィールドの雰囲気や魚の着き場、バイトの出方、季節の進行具合などを記録し、次の釣りに役立てます。
筆者も記入方法を模索中
ノートを取り始めたのは2024年5月なので、筆者自身もまだ4ヶ月ほどです。経験を積むことで、さらに精度の高いレポートが書けるようになるでしょう。
もちろん、実際にフィールドに立つ経験が最も重要ですが、サンデーアングラーが普段釣りに行けない日々でも、こうしたレポートを作成することで、気持ちの整理や釣行準備に役立てられます。
サンデーアングラーとして、普段の釣りに向き合う方法はノートだけではないかもしれません。他にも良い方法が見つかれば、筆者も別の手段に移行するかもしれませんが、まずはこの方法が参考になればと思います。
この記事を読んで、普段の釣りの向き合い方が少しでも改善されることを願っています。筆者も引き続き、北海道のロックフィッシュゲームを楽しみ、技術向上に励んでいきます。
<久末大二郎/TSURINEWSライター>
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