冬は風が強くなり、沖に出れる確率が下がる時期。そんな時期でもベイエリアは比較的に出船しやすいだろう。そこで、今回はベリエリアがメインフィールドとなるボートシーバスゲームを徹底解説!タックルからルアーのセレクトやアクションまで、実釣を交えて紹介しよう。
冬の悪天候に強いベイエリア
私が紹介したいのは、ベイエリアでのボートシーバスゲーム。
この時期、冬型の気圧配置になると強い北西風が吹き、オフショアゲームで出船できる確率が低くなる。
一部、三重県の鳥羽や和具といった出船確率の高いエリアもあるが、基本的にオフショアが難しくなるなか、ベイエリアは比較的に北西風に強く、出船できる確率が高いのだ。
これが今の時期におススメしたい大きな理由のひとつだ。
船長から学べることも!
タックルに関しては、ボートシーバス専用もあるが、バス釣り用のものがあればゲームが成立する点でも、手持ちのタックルでトライしやすいと思う。
確実に釣れるということはないが、冬場に大きな魚と出会うのが難しくなる陸っぱりと比べると、ボートに乗ってしまえば比較的に高確率で出会うことができる。
また、フィールドを熟知している船長と回るので、シーバスを釣る上での疑問点などを聞いてみるいい機会にもなる。
ベイエリアでのシーバスのアベレージサイズは、50cm前後といった感じ。80cmオーバーをキャッチできることもあるが、今回はアベレージサイズの数釣りをメインにタックルの紹介をしていきたい。
ボートシーバスのタックル
リールは、スピニングとベイトの両方あると釣りの幅が広がる。
スピニングタックルは、ロッドがロードランナーヴォイスハイブリッドバキュームHV610LS、リールはツインパワーC3000番、メインのラインはPEエックスエイト0.8号、リーダーはシーガーのエース4号のフロロカーボン。
ベイトタックルは、ロッドがロードランナーヴォイスハードベイトスペシャルHB630L、リールはメタニウム左HG、メインのラインはG‐soulSUPERJIGMANSX8PE1号、リーダーはR18フロロリミテッドハードバス20ポンド。
ディアモンスターMX‐6は怪魚ロッドとなっているが、シーバスでも対応可能だろう。
基本はベイトタックルだが、グリップをひっくり返すことで、スピニングタックルと使用可能と変り種のロッドも最近私は使っている。
ボートシーバスのルアー
ルアーは攻めるレンジに合わせ、いろいろあれば良いと思う。
一部として、トップウオーターレンジにはペンシルベイトのTDペンシルやザグバグツーフックのポッパー。シャローレンジはミノーのビーフリーズ78SやレイダウンミノージャストワカサギSP。
ミドルレンジからボトムはインザベト、レンジバイブ70ES、レンジバイブ70アイアンやリトリーブヘッド15gにパワーシャッド4インチ、S・G・ヘッド14gにY‐S21♯6番をセットしたジグヘッドに、パワーダートミノー90のワームの組み合わせ。
堤防ジグ20gのメタルジグやトリコロールスプーン14gなど。カラーはパールホワイトやチャート、ゴールド、シルバー系をローテーションする。
ハードルアーの使い方
ハードルアーは基本ミディアムからスロースピードでのタダ巻きを中心に、ストップを入れるストップアンドゴーのアクションで、ワームやメタルジグはシャクリを入れてダートやヒラを打たせてシーバスを誘いだす。
さらに、キャストの精度が高いほどヒットする確率が上がると思う。
具体的には、バースの奥へロングキャストしたり、明暗の境目に一発でキャストを決めてトレースするアキュラシーなどだ。