1匹の市場価値が数千円から良型になると1万円を超える高級魚アマダイが紀北で釣れている。落とし込み釣りのお土産目的で2時間ほど狙ったところ、嬉しい釣果となった。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・夕日とぼうず)
紀北エリアのアマダイ釣況
昨年から、紀北でアマダイの釣果をよく聞くようになった。ウロコもパリパリ美味しく食べられる松笠揚げで有名なアマダイの中でも、特にシロアマダイは市場価値が良型で1万円以上という高級魚。
これが大阪からほど近い和歌山紀北で大フィーバーというのだから、釣り人はこぞって紀北へ足を運ぶ。釣果も上々だ。人によっては余裕でつ抜けもできるとあって、例年なら盛期の落とし込み釣りのお土産目的でアマダイを狙う船宿も少なくない。
MCLで釣行
7/6、実は今シーズン2度目となる落とし込みチャレンジ。前回はベイトが付かず本体のアタリもなくてぼうずだったが、直近で大爆発した日があり、ついに落とし込み開幕かと思われるタイミングでの釣行。さらに、絶好調のアマダイ釣りも挟んでくれるというから、同釣者とウキウキで紀北のMCLさんへ。ちなみにアマダイ釣りではテンビン+エサが好調だということだ。
落とし込みは不発
そこそこ遠征して落とし込みスタート。二枚潮ということもあってかベイトがわずかしか付かず、本体の気配もないことから、船長が早々とアマダイ釣りを提案。移動してタックルと仕掛けを変更する。筆者は専用タックルの持ち合わせはなく、硬いジギングロッドと慣れないテンビンにアオイソメを付けて狙ってみる。オモリは50号。
基本のアマダイ釣り方
船長から誘い方を教わる。底をトントンと3~5度ほど叩いて砂を巻き上げ、すこしだけ底を切ってじっと待つ。あるいは、竿をゆっくりと大きく上下させる。もしアマダイが掛かったらフッキングはせず、そのまま等速で巻いてくる、ということだ。
人生初のシロアマダイ手中
開始早々5分の7時42分。竿をゆっくり下ろしてボトムぎりぎりでステイさせていると、これまでに感じたことのないグッと引くようなアタリがあった。はやる気持ちを押さえて等速で巻いてくると、顔を見せる手前あたりで突然引き始めた。
船長から「アマダイなら最初と最後に引く」と教わり、自身初アマダイの確信を得る。そのまま巻いてくると、なかなか良型の薄桃色をした美しいシロアマダイだった。