山陰のシロイカ（ケンサキイカ）釣りのご当地釣法を始祖とし、大型狙いや潮の速い状況での攻略法として爆発的に普及したオモリグは、タックル、メソッドとも著しい発達を見せている。このような状況下、専用ロッドを次々とリリースしてきたロッドメーカーオリムピックの前神僚一さんに、オモリグのメリットや同社のカラマレッティシリーズのオモリグモデルを例に、好適なロッド選択術について解説してもらった。
（アイキャッチ画像提供：オリムピック）
TSURINEWS編集部
オモリグ専用ロッドの選び方
オモリグといっても、各メーカーからさまざまなアクション、レングスのロッドが出ていますが、何を選べばよいか悩みますよね。
現在、オリムピックにもカラマレッティーシリーズに3本、カラマレッティーUXシリーズに1本のラインナップがありますが、各モデルの特性は以下の対応表のようになっています。
※下表のうち、上から3番目までがカラマレッティー〈オモリグモデル〉、一番下がカラマレッティーUX〈オモリグモデル〉。
各モデルの特性一覧（提供：オリムピック）皆さんにとってベストなモデルの選択は、どの地域でオモリグをするかによって変わってきます。一番重要なのは対応オモリ。西日本を例にあげると、鳥取方面で釣りをする場合は40号を使う場面も多いかと思います。
その際には、一番パワーのあるチューブラーティップの21カラマレッティ〈オモリグモデル〉GCALS-702MMH-Tや、23カラマレッティUX〈オモリグモデル〉GCALUS 702MMH-Tをおすすめします。
各シリーズに負荷をかけた状態（提供：オリムピックTV）逆に、そこまで潮も速くない比較的浅いエリアに釣行される人で、15～20号くらいのオモリの使用頻度が高ければGCALS-632ML-Sを、色々なエリアに遠征して1本のロッドですべて対応したいという人はGCALS-672M-Sを選択すれば良いかと思います。
カラマレッティUXの702MMH-Tに負荷をかけた状態（提供：オリムピックTV）あとは、釣り座の間隔が狭い場合や船べりが低い小型船などでは取り回しのよいショートレングスを、少しでも飛距離を出して広範囲を探りたい場合はロングレングスといった具合に、よく乗船する船宿さんに適したものを選ぶことがロッド選択の重要なファクターとなります。
乗る船を基準にロッドを選ぶことも大切（提供：週刊つりニュース中部本社）
