かもめ丸でマダコ狙い
3時に港到着。船の釣り座にクーラーを置こうと乗り込むと、すでに多くの場所が埋まり、なんとか左舷トモ4番付近に釣り座確保。
4時半すぎ、岡部康治若船長の操船で18人を乗せて出港。航程15分ほどでスローダウン、「水深27mです、どうぞやってください」のアナウンスで釣り開始。
早速本命登場
連日好調に釣れているので、「すぐ誰かの竿が曲がるだろう」と思っていると、さっそく右舷トモ2番の但野さんが本命ゲット。
左舷ミヨシの田村さん、右舷ミヨシ3番の千葉さん、同4番の直さん、右舷ミヨシの榎須さんが続く。前者は、エギにブタバラ肉と鳥皮を巻いていた。
好スタートながら、途中でテンションが抜けるバラシがひん発。すると、仲乗りをしている大船長の岡部喜代治さんが、「バラシの原因はアワセが早いみたいだなぁ。少し待つぐらいの気持ちで、十分にエギを抱かせてから大きくアワせれば、口元付近の足の太い部分にしっかり刺さるから、そのイメージでやってみて」とアドバイス。
この海域は、ほとんど根掛かりがないため、エサ巻きの派手な仕掛けで狙ってみる。隣で竿を出す奥井さんは、珍しいマダコの2点掛けを披露。赤と緑を配したスッテとブタバラ肉装着のエギに抱きついてきた。
良型交じりで連発
一方、左舷トモ2番の白戸さんは、エギには何も付けず至ってシンプルな2本仕様で連発。「ピンクのエギがいいです」と話す。
その隣の大貫さんは、「白戸さんが連発するので焦りましたが、ようやく良型がきてくれました」と安堵の表情。
しかし、私はここまでアタリなし。オモリ60号から80号に替えると、海底で仕掛けが安定したのか、1尾目が乗ってひと安心。
石渡直美さんは、「根掛かりかな?重い~」と言いながら竿を曲げている。少しずつリールは巻けるので、慎重にリーリングすると大ダコが浮上。右舷側では谷口さん、小松まなみさんが揃って取り込む。このあと、多少乗りが遠のく時間もあったが、順調に釣れ続く。
納竿時間の少し前、なにやら右舷トモ付近が騒がしい。見に行くと石井さんが見事な大型を手にしていた。11時に沖上がり。トップは但野さんで21尾、船中オデコなし。
<週刊つりニュース関東版APC・間宮 隆/TSURINEWS編>
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