2018年のサケ釣り、今年はどの河川も遡上が乏しく魚影が薄いと言われている。毎年好釣果が出ている新潟県村上市の荒川もその余波があり厳しいとの情報を聞いていた。11月末の2日間、釣友と遠征したのでレポートしたい。
2日目のサケ釣り開始!
翌27日、意欲新たに受付に並ぶ。当日は前日より気温が低くなり越後村上らしい気温だ。
このままでは帰れない。気温は低いが心は熱い。
調査説明では、前日より水位が落ちたため⑰番以外は中州への侵入が許可された。
過去の実績から⑦番ポイントがいいと判断。迷いはなかった。そして狙った通り⑦番ポイントの流れ込み頭を確保する。
期待を込めてエサのサンマを流すがアタリはない。
下流のルアーマンがヒット。スレ掛かりとのこと。
ふと下流を見たとき、サケが水面に上がって顔を出した。
すかさずその流れへ移動。
ついに本命サケのヒット!
集中力を高めて流していくと、目印が横へフワッと動いた。すぐにアワセを入れると確かな重量感。
サケだ!ついにヒットした!
ここでハリ掛かりをしっかりさせるため、さらにもう一度大アワセを入れる。
そして待ちに待ったサケとの格闘だ。イトが鳴りサオが満月のようにひん曲がる。徐々に岸に寄せ、浅瀬に横たわったところでフィニッシュ。
75cm3.5kgのメスのサケをゲットした。
アゴにひもを通して近くの木の枝に縛り、釣りを再開する。もう一度上流から釣り下るが反応はない。
2尾目はオスのサケ!
先ほど釣った流れをもう一度しつこく流すと再びヒット。
今度は小さいがよく引く。取り込んだのは55cmのオスのサケで、シッポにシーライスがたくさんついていた。
シーライスとはサケ科の魚に寄生する寄生虫で、海から川へソ上したサケなどに寄生し、川に入ると1~2日でサケから離れる。
つまり遡上したてのサケである証拠だ。
この後アタリは皆無。
午前中で釣りを切り上げ帰路についた。
狙っていた大型には巡り合えなかったが、それは来年以降のお楽しみにしたい。
興味がある人は来年エントリーしてみてはいかがだろう。
サケの強烈な引きは病みつきになること間違いなしだ。
<週刊つりニュース中部版 APC・松森渉 /TSURINEWS編>
新潟県村上市 荒川