青物も出てくるなど海も盛り上がってきて、空いているのではないかと思い釣友と4月26日にすそのフィッシングパークに赴いた。見事に赤身をキャッチすることができた釣行をレポートしよう。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター永井航)
すそのフィッシングパーク
すそのフィッシングパークは神奈川、静岡周辺では有名な管理釣り場だ。その魅力はなんと言っても魚の大きさ。3つあるメインのポンドのうち、2つはアベレージが30cmを超えてくる。
型が揃うと30後半ばかりなんてことも珍しくない。大型はもちろん50cmオーバー。60cmアップも狙える。そんな感じの型が出るポンドだが、数も釣れる。流石に小マスメインの数釣りの釣り場のようにはいかないけど、ハマれば入れ食いになることもある。
美味な赤身も狙える
また、赤身もしっかり放たれており釣りの後の楽しみもばっちり。ただ50cmクラスかつ体高のある魚でも白身だったりする一方、40cmくらいのマスで白身だろうと思って開けてみると赤身だったりと今ひとつ見分けがつかないのが欠点だ。わかる人にはきっと見分けがつくのだろうが、生憎私にはわからないので、私はこれを赤身ガチャと表している。
クランクにヒット
そんな人気の管理釣り場だが、訪れるのは3.4年振り。久しぶりのフィールドにテンションもあがり、釣友との待ち合わせの40分前に到着!釣友も到着し、料金を払いいざ実釣!釣友と並びで釣り座を取り釣り開始。
まずはササッとクランクでキャッチ!ここの魚は元気いっぱいでよく引く!釣友からも「やるねぇ」と言葉がでる。実は釣友の前で恥をかく訳にはいかないと、先月こっそりと1年ぶりの管釣りに行ってきたのはここだけの話。
ちなみに先月はなんとか大型色物をキャッチしたが、季節外れの大雪にぶち当たるわ、なかなか釣れないわで散々の結果であった。
ルアーローテーションがキモ
釣友はだいぶ手慣れているのもあり早速赤身(と思われる)個体をキャッチ!流石の一言だ。その後はヒットがあったルアーでもすぐに魚が飽きてしまうようで、ルアーの種類や色を手を替え品を替えると魚が釣れる状態に。
すそのフィッシングパークは魚影が濃いのもあり、多少渋くなっても新しいルアーを見せると、それに反応する魚が出てくる。管釣り自体がルアーをどんどん変える方がいいことも多い釣りだが、当日も1つのルアーで釣れ続けることはほぼなく頻繁なルアーチェンジが完全に明暗を分けていたと言えるだろう。
放流タイムはスプーンにヒット
釣れる人と釣れない人に釣り場が分かれてきた頃に放流タイム!放流は定番の赤金スプーンを装備。当日、魚は概ね表層で釣れていたので放流も表層巻きで3匹キャッチ!もしかしたら赤身かも?という良型もキャッチし放流も充分に楽しめた。
スプーンも赤金から少しずつ色を暗くするという定番パターンで放流からある程度時間経っても楽しめた。
すそのフィッシングパークの攻略のコツ
すそのフィッシングパークの第一ポンドと第二ポンドにはある程度攻略法がある。
魚が溜まっている場所
いずれの池も足元に魚が溜まっているところに入るのがまずはポイント。足元の魚は人がよく見えるので警戒心もそれなりだが、当たりルアーを通すと突っ込んでることも多い。サイトフィッシングになるので魚の反応を確認できるのも強みだ。
ポンド中央を狙う
では、足元には魚がいないような所に入ったらダメなのかというとそうではないので安心して欲しい。比較的釣りやすい魚はポンド中央にいることが多い。足元と逆で魚と人がお互いに見えにくいポンド中央は、警戒心なく食いつくこともしばしばだ。
投げたいルアーとしては、もちろん好きなものを投げればいいのだが、気持ち大きめのクランクやミノーなどシルエットがはっきりしているルアーでアピールするとヒット率が高いように思う。
釣れるルアー
また、すそのフィッシングパークはフェザージグやセニョールトルネードも使える。初心者はとりあえず、それらを投げるといい思いができるだろう。あくまで個人的な意見なのだが、フェザージグやマイクロスプーンなど縦釣りは覚えると他の釣りにもかなり応用が効く。
フォールでアタリを捉えヒットに持ち込む技量はエギング、脈釣り、ジギングなどあげ出せばキリがない釣りで重要なものになる。マスも漏れなくよく釣れる釣り方だが、フォールでのアタリを感じる感覚を磨くことに割り切るのも充分ありだろう。
最終釣果
当日はオープンから14時頃まで釣りをして、持ち帰りは50cmアップ2本、40cmクラスを1本とお土産充分。釣果数はしっかり数えていないので不明だが、20~25匹といったところか。釣友と話しながらダラダラ釣りをするのも釣りの醍醐味だろう。
帰宅後、魚を開くと綺麗な赤身!赤身は刺身でいただき、白身のマスはフライでいただいた。余談だが、その足で西伊豆まで南下し翌朝石鯛釣りをしたが本命のアタリは無くアカハタのみで終了した。こちらはリベンジ確定だ。
管釣りの魅力
釣り物としての奥深さはもちろんのこと、他の釣りの練習にもなる管釣り。釣り場ごとの特色も異なり、私みたいにダラダラ楽しむ以外にも、大会もある。色々な趣向で飽きずに楽しみやすい釣りとしてはトップクラスだろう。
<永井航/TSURINEWSライター>