磯メバリングに必要な足回りの装備品【シューズ・ソール・ウェーダー】の選び方

磯メバリングに必要な足回りの装備品【シューズ・ソール・ウェーダー】の選び方

盛期を迎えるメバリング。磯からのメバリングでは尺を超えるサイズも出る事からコアなファンも多いが、ご存じの通り磯はとても危険な釣り場だ。今回磯でのメバリングでの靴周りの選び方を紹介する。

(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター檜垣修平)

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檜垣修平

こんにちは。檜垣修平と申します。海でのルアーフィッシングをメインにシーバス、メバルと遊んでおります!オールリリース派です。よろしくお願いします( ・∇・)

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ショア ソルトルアー

行く場所の下見は必須

自然のままの姿なので歩きにくいのはもちろん、苔や海藻で滑りやすく転倒しようものなら怪我は必至。その為、足回りの装備は絶対に整えておかなくてはいけない。

磯メバリングに必要な足回りの装備品【シューズ・ソール・ウェーダー】の選び方メバリングでキャッチした良型(提供:TSURINEWSライター檜垣修平)

行こうとしているポイントがどんな状態なのかを知っておかなくてはならない。満潮で完全に水没するようなエリアであれば干上がった時に海藻が残っていて滑りやすくなっていたりするだろう。逆に目当てのポイントにいくまでの道中が長く、水に浸かる事の無いポイントなら歩きやすさを優先すべきかもしれない。途中岩場が切れていて、足元が水に浸かるようならウェーディング用の装備を選ぶべきだろう。

行く場所によって足回りの装備品の選び方は変わってくる。歩く予定のルートの岩質や海藻の有無、入水の必要があるのか?ないのか?くらいは最低でも釣りをする前に調べるか見に行っておいた方が良い。最近の地図アプリなら結構鮮明に見えるのでそちらで簡単にチェックするのもよい。

ソールの種類と選ぶ基準

磯用のシューズのソールは主にラジアル、フェルト、フェルトスパイクの3種類。磯メバル釣りの場合は磯ヒラスズキ釣りと違って波をひっかぶるような悪天候の状況で釣りをすることはあまり無いはずなので歩きやすさを優先するのもありかもしれない。

磯メバリングに必要な足回りの装備品【シューズ・ソール・ウェーダー】の選び方磯の様子(提供:TSURINEWSライター檜垣修平)

ラジアル(スパイク)ソール

良くみるゴムのソールで、主に岩場歩きに適する。乾いた岩場を歩くのに適しているが、海藻や濡れたツルツルした岩の上、泥の上なんかを踏むと簡単に滑る。海藻があったり濡れた岩があったりするような、様々な状態の入り混じる磯場では推奨できない。メリットとしてはソールの手入れが楽だ。

フェルトソール

渓流で使用されることが多いだろう。岩場やツルツルした岩の上なんかでしっかりグリップしてくれる。しかし磯に生えているような海藻を踏むとツルっといくので注意。

フェルトスパイクソール

磯メバルでは一番推奨されるソールだ。岩場ではフェルトがしっかりグリップしてくれ、フェルトだけでは滑りやすい海藻の上ではスパイクがグリップしてくれる。注意点としてはツルツルの岩の上だと接地面がスパイクだけになって逆に滑りやすくなるので注意。

最後に、これらのソールをしっかりしていたとしても滑るときは滑る、ということを忘れてはならない。スパイクを履いていても滑るときは滑る。

磯メバリングに必要な足回りの装備品【シューズ・ソール・ウェーダー】の選び方岩場はツルツル滑る(提供:TSURINEWSライター檜垣修平)

筆者は対応できる地盤の多さからフェルトスパイクを選択している。しかし、特に画像のようなツルっとした岩の上に海苔状の海藻がついている場合はどうやっても滑る。磯歩きの時は前に出す足に重心を載せないように歩くのを心がけよう。

シューズかウェーダーか

メバル狙いの場合、磯ヒラスズキをやるときのような荒天で釣りをすることはあまりないはずなので水をひっかぶる事は少ないだろう。足で稼ぐ釣りになるので、歩きやすさを重視するのはアリだ。しかし、磯は天然の形状ゆえに人間が歩くことを想定されていない。フラットな岩場で急に岩が途切れていて入水しなくてはならないことも多い。

私は主にウェーダーと膝上までのスパイクブーツを使用している。私が良くいくエリアでは潮が高いと膝上くらいまで入水しなくてはいけない場所があるので、釣りの幅を狭めない為にもウェーダーは欠かせない。ある程度気温も水温も高くなる5月6月なら入水する前提でウェーディングシューズを使った方が機動力は高い。とりあえずウェーダーを買っておけばオールシーズン対応できるが、暑い時期は蒸れるので快適性はやや落ちる。財布に余裕があればウェーディングシューズも視野に入れてみよう。

<檜垣修平/TSURINEWSライター>