4月5日(金)、MFG(マルキューファングループ)東日本が主催して、マルキューCUPM-1全国チヌ釣り選手権大会、関東地区準決勝に出場する選手を、MFG東日本会員より選出するB日程の予選会が行われた。私はMFG東日本会長代行として、大会運営や役員審判で参加した。その熱戦の模様をレポートしよう。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・塩田哲雄)
大会の模様
私は防波堤根元部で、前後半6時間の試合の審判、検量、写真撮影等々を行った。
各選手は釣り座が決まると仕掛けやコマセをセットした。防波堤先端部役員との連絡方法はグループLINEで繋がっているので、早々に先端部からクロダイが釣れたとの連絡が来た。
先端部は根元部よりも先に渡堤して5分速く試合を開始しているとはいえ、開始早々の釣果が出て役員としては一安心。
45cmの良型クロダイ登場
先端部から遅れること10数分。ようやく陸側の選手の竿が大きく曲がった。竿の曲がり具合からなかなかの良型のようだ。取り込んだ魚を見せてもらうと、45cmの良型クロダイであった。
その後は、この魚が合図であったかのようにあちこちで竿が曲がり出し、私は撮影作業に防波堤上を右に左に大忙しとなる。これも嬉しい悲鳴だ。真冬のように寒い日だったからちょうど身体が暖まって良い運動に?気が付けば前半の終了時間となり後半戦に突入。
後半は大型メジナも
後半は前半よりもハイペースでクロダイや良型メジナが釣れ出した。チヌ釣り予選大会なので検量外ではあるが40cm以上のメジナは多数出て、特に最大47.5cm2.25kgの伊豆半島でもなかなかお目にかかれないような良型メジナも出た。
クロダイはというと根元部の先端寄りに入っていた入江勝則さんが45cmのクロダイを4枚、40cmのメジナまでも釣り上げ断トツの釣果であった。
大会結果
検量の結果入江勝則さんがクロダイ3匹合計4100gで総合優勝に輝き、それと同時に根元部側の関東地区準決勝出場権を獲得した。同じく根元部からは北原真さんが最大47cmと46cmのクロダイ計2匹合計3350gで総合順位第3位と出場権を獲得した。
また、防波堤先端部側は根元部よりも更に素晴らしい釣果で、クロダイを14~15匹も釣り上げる選手が数人出ていた。結果、先端部から準決勝出場権を獲得したのは、屋嘉比智道さん、クロダイ3匹3560gで、総合順位は準優勝と準決勝出場権を獲得した。もう一人は、青柳幸樹さんがクロダイ3匹3270gで出場権を獲得し、寒空ではあったが熱戦が繰り広げられた東電防波堤の予選大会を無事に終えることができた。
前日に海が荒れて、多少の濁りがあった影響からか、クロダイやメジナの食いがすこぶる良く、B日程の予選会は大いに盛り上がった。最後になりますが、出場された選手の皆さん、大会を安全に見守ってくださった渡船丸清丸の船長様、この場をお借りして感謝申し上げます。
競技会というと普段の釣りとは違うことも多々ありますが、技術を学ぶことや同じ志を持った他の釣り人と知り合う良い機会にもなります。興味がある方は是非ともチャレンジしてみてはいかがだろう。
<塩田哲雄/TSURINEWSライター>
丸清丸
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