山口県の山口市は「2024年訪れるべき場所」に選ばれた話題の地。関東在住の私には遠い存在でしたが、ある日、山口の隣長門市出身の友人が3月に車で帰ることに。運転交代を申し出て、急遽山口県への観光とグルメ・釣り旅行が決まりました。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・アングラー「K」)
時期は早いが春告魚はいた
少し話は変わりますが私は『釣り場情報』などのデータはあまり参考にしていません。。それは私が足場の高い釣り場が嫌いだったりテトラの上等の危険な場所には立ち入らなかったり、釣り人で混み合う場所だと釣りに集中できない「場所を選ぶ釣り師」だからです(笑)。
しかもそういう場所に勇気を出して行っても、良い思いをさせてもらえなかったりすることも少なくないのです。なので私は自力で釣り場を見つけています。
ライトゲームは状況さえ見極めれば意外なところが穴場だったり思わぬ結果が出たりします。そんな釣りの方が私にはスリリングで何倍も楽しかったりするのです。
打ちのめされた初日の坊主で宿に戻り考えました。「予報では明日から次第に天気は回復する。ベストシーズンには早いとはいえ魚の活性は上がってくるはず。
メバルも場所によっては絶対元気なやつがいるはずだ。」と考えて日中は粘り強く活性が上がっている魚を拾うことに。
シーズン突入前を意識し夕まづめはわざと比較的潮のきかない漁港の奥の常夜灯が効いている場所を集中的に攻めてみることにしました。すると2日目は日中に山口県初の魚のササノハベラをキャッチできました。
「やはり徐々に魚の活性は上がっている?」と考え昨日見つけた常夜灯ポイントに行くと陽が完全に沈み明かりが十分効いてきた時、やっと良型のシロメバルをゲットすることができました。
「予想通り時期は早くても元気なやつはいる!」明日からが楽しみになってきました。
予想が的中!だから釣りは面白い!
釣りは魚が釣れなければ魚を釣る攻略の糸口につながりません。逆に魚が釣れればそこから様々な対策を攻略につなげることができます。
その意味で前日の1匹のシロメバルがかなりのことを教えてくれました。ひとつは釣れた場所に関して、次は釣れた時間に関して、最後は釣れたレンジ等々…。
いずれにしても元気な魚はいて明日の状況が昨日よりも良さそうだと思えることから今日をさらに強化した形で臨めば良い結果になるように思えました。
すると3日目は日中から活性の高い魚が出始め予想通り夜もシロメバルが前日より釣れるようになってきました。
ただ、食いが浅くショートバイトが多かったです。やはり時期は少々早いのか…。それでも前日より格段に海の状況は良くなってきました。これも予想的中です。
釣り最終日:とりあえず再現性確立?
4日目は日中から気温が上昇し山口県に入ってから初めての過ごしやすい気候となりました。気温の上昇とともにベラ、カサゴ、マフグと様々な魚種が釣れ出しました。
「これはいいぞ。夕まづめが楽しみだ。」満を持して漁港へ行くと…やはり陽が完全に沈み明かりが効いてきた頃にメバルの時合いが訪れました。ただやはりショートバイトは多い…。しかしショートバイトに対応してワームを短くすると当たりはなくなる…。
最終的に行き着いたのは全て長めのワームをヘチ際に落として底を取り、アクションを加えずゆっくり巻き上げると水面から1~1.5mのところでヒットする。というパターンでした。
またこの日は前日までシロメバルだけだったのに対してアカメバルまで加わり友人が冷え切ったので釣りをやめようと言うまで連れ続く状況でした。これまでの流れから長門市の今期のメバルシーズン突入初日という気がしてとても嬉しい気持ちになりました。
明日からはまた天気が下り坂、まだまだ魚と遊んでいたいのですがこの日の釣り、山口県での釣りはここまでです。