釣りには何かとお金がかかる。「このロッドだけでも今年中に……」と思っていたら、新しいリールが出たり、それから、ウェアも買い直したくなったり、ルアーも不足感が出てきたりと、趣味の世界なのだから仕方ない。目標額に、そしてそれをちょっとはみ出ても「はずみ」にはなるように、釣り貯金を始めたい。今は電子マネー貯金もいいみたいだぞ！？
（アイキャッチ画像提供：TSURINEWSライター井上海生）
魚釣りのお金をどう捻りだすか
まず、釣りのためのお金をどう考えるか？そもそも一釣行にたっぷりとお金をかける予定がある人は、そこまで気にしないだろう。しかし、そうでない人もいる。私はオカッパリのアングラーで、一釣行1000円もかかることはマレなので、誰かに船に乗ろうよと言われて8000円とか聞くと、「正気か？」とそいつの顔をにらむ思いだ。まあ、これは個人的な考えで、もっと言えば私は体質的に船に乗ることができないのだが。
何よりも釣りに行くことにお金がかかる（提供：TSURINEWSライター井上海生）閑話休題。魚の釣りのお金を、みなさんはどのように手元に準備しているのだろう？一般的なのは、仕事をして稼いで、その中から捻出というところだろう。しかしそれだけでは足が出る部分もある。それが、道具だ。ステラ、イグジスト……4年おきに出るたびに、正直欲しくなりますよね。ロッドだってバンバン出るわけだから、もう目まぐるしい。「あれ買うために、どうしよう」と思うと、実に悩ましい。
やはりこの場合、日々の節約と貯金でいくらになるか、と考える……考えますよね？
とりあえず始めてみよう、貯金
筆者も最近、釣り貯金を始めた。とりあえず財布の中に余っている小銭を、昔誰かにもらったクッキーの箱に入れていくことにしたのだ。あまりその都度の額は考えていない。机の上に貯金箱を置いているのだが、そのときたまたま財布が横にあって、中にいくらかの小銭があるときに、多少積極的な募金、みたいな感じで入れていくだけだ。
釣り小銭貯金（提供：TSURINEWSライター井上海生）今貯金箱を確認してみると、まだ1か月ちょいで3900円あった。なかなかのペースと言えるのではないか？1か月4000円、このままのペースでいくと、1年で5万円貯まる。今買いたいアジングロッドが6万円なので、もう少し積極的に貯金すれば、楽々いけそうだ。
1年365日、必ず大金になる
10円、30円というような少額でも構わない。というか、最大100円で十分だ。1年365日あるのだから、最大で36,500円になる。それだけあれば、セールを狙えばミドルハイのリールは軽く、そしてかなりのクオリティの高いロッドも買える。服で言えば、パタゴニアのレトロXだって買える（ものすごーくあったかいですよ）。
コーヒー一杯の節約を貯金に（提供：TSURINEWSライター井上海生）また、このような考え方もできる。それは、「本来使うはずだったお金を、使わなかったことで、貯金に回す」というものだ。「節約貯金」と私は個人的にそう呼んでいる。私は喫茶店で主に仕事をするのだが、このとき使うのが550円。喫茶店に行かなかった日は500円追加で貯金箱に入れる。これも積もり積もれば、あまりに大きな額だ。もはや釣り貯金を超え、そのへんのNISAや医療保険よりも、ずっとアテになるかも……。
電子マネーで貯金もあり
しかし時代はキャッシュレス。筆者もこのひと月小銭貯金を続けてきて、「この時代にコレするか？」という苦々しさを感じた。というのも、いちいち小銭を入れるのって、面倒臭いのだ。それに、財布から小銭を捻りだすのは面倒だし、そもそも現金をあまり持ち歩かなくなっているので、こと財布の中に小銭は少なくなっている。だからといって紙幣を貯金していくと、いざというときに財布の中に金がなくて居酒屋で決済できなかったり……？
ということで、もっぱらキャッシュレスの民には、電子マネー貯金を勧めたい。ペイペイあたりがやはり使いやすいだろうか。1日100円、節約ができた日には500円。それを1年続けていくと、もしかすると年間10万円超えもあるかも！そのときには釣り具と言わず自分の好きなものを買ってくださいね。
＜井上海生／TSURINEWSライター＞
