巴川での渓流ルアー釣りで本命ニジマス不発もニゴイをキャッチ【愛知】

巴川での渓流ルアー釣りで本命ニジマス不発もニゴイをキャッチ【愛知】

今シーズンの釣り初めは、1月11日に地元を流れる愛知県豊田市の巴川へ出かけてきた。巴川は紅葉で有名な香嵐渓を流れる川で、巴川漁協が管理している。

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(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・伊藤孝一)

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ルアー&フライ トラウト

二刀流でニジマス釣り

巴川漁協の釣り券の種類は雑魚券、アマゴ券、アユ件の3種類があり、私は雑魚の年券を購入した。釣りができる期間は1月1日から12月31日までの1年間。ただし魚種によっては禁漁期間もあるので、注意が必要だ。

私が巴川漁協管内でメインに狙っているのは、ニジマスだ。漁協ではニジマスは雑魚に分類されるので、年間を通して狙うことができる。ただしここで注意が必要だ。ニジマスを狙うことはできるが、ニジマスが釣れるということではない。

この漁協管内で釣れるニジマスは、マス釣り場から逃げ出してきた魚ばかりで、漁協が放流したものではない。ニジマスの場合は年間を通して狙えても、必ず釣れるというものではないのだ。

巴川での渓流ルアー釣りで本命ニジマス不発もニゴイをキャッチ【愛知】ランガンに必須のデイバッグ(提供:週刊つりニュース中部版APC・伊藤孝一)

釣行当日は小雨が降るなかで、今シーズンの釣りを占うにはちょっと厳しい釣りになりそうだ。準備してきたタックルは2セット。ルアー用とフライ用を準備した。

ライズがあればフライで狙い、なければルアーで探ろうと思う。ルアー用はロッドがメジャークラフトのファインテール。スイッチスタイルの5ピースパックロッドだ。リールはダイワシルバークリークストリームカスタム。ラインはPEライン0.6号にリーダーはナイロンライン1号を結んだ。

ルアーもフライも反応なし

この日の水温は4度ととても冷たい。ニジマスも川底に沈んでいるかな……と思いつつ、取りあえず5gのスプーンで浅い流れの岩陰を探るが、反応はない。目をこらして川底を確認するが、ニジマスの姿は見えない。

ポイントを水深のあるプールに変更。川底に大きな石がゴロゴロしている流れ込み周辺を、先ほどと同じように7gのスプーンで探ってみたが、ここでもニジマスの反応も姿も確認できない。

これは水温が低いことが影響しているのだろうか。答えは釣りを続けていくうちに水温も上がって出てくると思う。

巴川での渓流ルアー釣りで本命ニジマス不発もニゴイをキャッチ【愛知】香嵐渓を流れる巴川(提供:週刊つりニュース中部版APC・伊藤孝一)

ルアーでひと通り釣った後は、フライに変更する。ロッドはダイワの5ピースパックロッドに、リールはアルトモア。フライラインは4Fを選んだ。フライはウェイトを巻き込んだニンフに、ウエットフライを使った。リーダーにはマーカーをセットし、ティペットはナイロンライン0.6号。

今回ニジマスの活性も悪いようで、ゆっくりとフライを流すスタイルにしたが、マーカーが水中へ消えることはなかった。

本命不発もニゴイ登場

香嵐渓のプールでは魚が釣れなかったので、タックルを全てバッグに詰め込み、川を下りニジマスを探す。だが魚影は見つからない。やがてニゴイの姿を見つけたので、ルアータックルを取り出し、ダイワの激アツチヌーク10gを結ぶ。ニゴイが泳いでいく先に、ルアーを沈めて待つ。

ニゴイがルアーに近づいたら、小さくワンアクション。静かにニゴイの目の前に沈めたら、ゆっくりルアーに近づいてきてルアーを吸い込んだ。大きくアワせると、一発でフィッシュオン。ウルトラライトのロッドが満月のように曲がる。

巴川での渓流ルアー釣りで本命ニジマス不発もニゴイをキャッチ【愛知】ルアータックルで仕留めたニゴイ(提供:週刊つりニュース中部版APC・伊藤孝一)

無理はできないので、ゆっくり間合いを詰めていき、ニゴイをネットに収めた。毎年恒例のニゴイが今年初フィッシュとなった。その後もニジマスを探したが、見つけることはできずに2024年の初釣りを終えた。

<週刊つりニュース中部版APC・伊藤孝一/TSURINEWS編>

▼この釣り場について
巴川
この記事は『週刊つりニュース中部版』2024年2月9日号に掲載された記事を再編集したものになります。