2024年がはじまった。例年、初釣りは一年の釣果をおみくじのように占う上で最も大事な釣りと考えている。やっぱり失敗はしたくないというのが本音でやはり釣れている場所を吟味する事とした。数年間の初釣りのデータを見返すとやはり水温がまだ温かい南のエリア、つまり関西地方では和歌山県南紀エリアが最も安全牌な初釣りができるだろうという結論に達した。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・福岡崇史)
南紀エリアのアジング釣行
当日は帰省していた実家より出発。南紀エリアまで約3時間の移動である。データの内容を振り返ると例年1月の初旬は大型のアジがほぼ間違いなく回遊しているポイントであり、特に地合いの時間は連発でヒットする事も珍しくない。
特に数年前の自己記録である37cmまでを釣った場所であり安定して冬のポイントと結論付ける事が出来る場所である。
渋滞もなく予定通りの時間に高速のインターを降りることができた。天候は晴れで風もほぼ無風状態。さてどんな初釣りとなるのだろうか。
ポイント到着
ポイントに到着すると既に満員御礼状態の波止場。やはり皆考える事は同じなようだと苦笑い。正直車を止める場所すら探すのが困難な状況であったが、偶然空いた場所に止めることができた。
降りて入れる場所を探すと数年前からの知り合いの方が先に入っておられ、年始のあいさつがてらお話をしていると場所を空けて下さるとのことで入れていただけることになった。
当日のタックル
早速タックルを準備する。今回は2セットで遠投用のキャロと手前用のジグ単用だ。キャロ用にはヤマガブランクスのブルーカレント80ⅡにPE0.5号、リーダー1.2号、ハリスに0.8号のフロロカーボンを入れたもの。
ワームは3inchのアジアダースキニーをセット。ジグ単用には0.25号のエステルラインに0.8号のフロロをリーダーに1gのジグヘッドをセットしてmozuのクローバー2inchをセットした。
ミドルサイズのアジを手中
日中は遠投が断然有利で沖合の潮のヨレを狙うのがセオリーであり、既にエサの人が何尾か釣りあげていた。私も11gのMキャロでフルキャスト。着水後はラインメンディングをしながらボトム着底まで待つ。隣のウキの人の位置も確認しながら調整をする技術も必要だ。
着底後にサビキ始めると直ぐにアタリが出た!そのまま巻き合わせ。ヒット!ラインテンションを緩めないように巻いてくると念願の中アジサイズだ。そのまま抜き上げて場所を空けてくれた知り合いの方にアジをプレゼントした。
ポイントが分かればあとは繰り返しで、潮が左右に流れる時にアジの付き場所が少し変わる程度で同じキャロで釣っていく。釣り方も同じでフルキャスト後にボトムを取る事が最も大事でその位置からどれぐらいの巻き上げのレンジでヒットしているかなど情報をまとめていくと一番釣り易いパターンが見えてくる。
尺アジをキャッチ
何匹か釣っていると急にアタリが減った。抜けたかなと感じていたがエサの人に尺クラスのアジがヒット。大型が回り出して中サイズのアジが口を使い始めたようだ。筆者のキャロにもヒット。
中アジとは異なる強い引きでバットからロッドが曲がる。ギリギリ抜き上げられたが、年始早々尺アジを釣れた事に嬉しくて仕方なかった。
セイゴやメアジもヒット
夕マズメのラッシュが終わり違う場所で釣っていた友人と合流。関東に引っ越した友人で帰省と共に釣りに来ていた。常夜灯が効いているナイトゲームの場所に移り久しぶりの再会を楽しみつつ談笑フィッシングとなった。
ライズが起こり狙っていると友人にヒラスズキのセイゴがヒット。どうやらアジよりスズキが元気なようだ。そんな中、私にヒット。アジっぽい引きだがサイズの割に良く引くなと思っていたら何とメアジ。流石温かい南紀エリアだ。
その後数尾の豆アジを追加する事が出来たが急に寒くなって来たのでタイムアップ。友人とはまた再会を約束して納竿とした。
<福岡崇史/TSURINEWSライター>