馴染みの魚から高級魚まで、多種多様な魚が狙えてお土産も嬉しいカカリ釣り。12月14日、いぶし銀チヌを求めて同じ会社の釣友と筏釣りを楽しみました。好天ながらも風が冷たい初冬の時期、しかし海の中はまだまだ秋が続いているようで、途切れない好反応で多数のチヌを釣ることができました。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・かにおけ)
午後からもチヌが快釣
体も心も温まったところで午後もダンゴ釣り続行です。干潮の時間帯ではありましたが、海中の活性は衰えることなく、さらにアタリが頻発。チヌがより多く掛かるようになりました。小型ながらも快引、快釣。フグの猛攻も相変わらずですがシラサエビで中弛みすることなく楽しませてくれます。
シラサエビの針掛けに工夫
シラサパターンでは、針の選び方、使い方に工夫が必要に思います。相手がチヌだからといって太軸の丈夫な針ではエビに負担をかけると思い、なるべくサイズの小さく軽い細軸の針を使うようにしています。
小さすぎるとすっぽ抜け、大きいと食いが悪くなる、難しい匙加減ですが、あれこれ思い巡らすのがまた楽しくもあります。
針掛けは尻尾のチョン掛けが簡単ですが、頬掛け、鼻掛けがエビの動きを妨げないので意識して実践しています。特に鼻掛けが食いがいいようです。ヒゲの奥の鼻先に針を掛け、エビの脳みそに当たらないように注意して、掛けた後にピョンピョン跳ねていればOKです。
釣友と合わせて45枚のチヌをゲット
アタリが途切れることなく、リミットの16時まで連釣。釣友と2人で45枚のチヌをゲットできました。
正直、合わせを躊躇した部分もあり、思い切って即合わせを続ければ数がもっと伸びたかもですが、これは今後の課題ということにさせてもらい、また次回も頑張りたいと思える楽しい釣行となりました。
チヌの出汁は絶品
元気なチヌは将来のためリリース、弱ったチヌのみ持ち帰って、翌日調理することに。
せっかくなら出汁をとってみようと捌いた後の頭と骨を一緒に煮込んでみました。丁寧にアクを取り、最後に酒と醤油を少し入れただけでこれがまた絶品!程よい油分とコクがありとてもおいしかったです。
釣って楽しい、食べて美味しいかかり釣り。今回もチヌの引き味、食味とともに十分堪能できました。
<かにおけ/TSURINEWSライター>
渡船 海香