投げ五目釣りで19cmハゼ登場【愛知・常滑りんくう釣り護岸】アジもヒット

投げ五目釣りで19cmハゼ登場【愛知・常滑りんくう釣り護岸】アジもヒット

記録尽くめの猛暑が収まり、朝夕はかなり寒さを感じるようになった。でも海の中はまだ夏の終わりころ、キスやハゼ、アジにイワシといった魚がサオ先を揺らす。そろそろキンモクセイの香りも届く季節になった。キンモクセイが咲き始めると、投げのカレイが釣れ始める。

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(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・JOFI愛知・大田豊明)

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りんくう常滑釣り護岸で投げ五目釣り

10月14日、友人と愛知県のりんくう常滑釣り護岸へ出かけた。潮回りは旧暦8月30日大潮。満潮5時37分、干潮11時42分、満潮17時43分(名古屋港)。釣りに最適な潮回りを選んだ。

駐車場に着いたのは午前6時前、満車の表示。早朝からにぎわっているのが分かる。30分ほど待って入場し、投げザオ2セットを持って釣り場へ急いだ。同行は名古屋市の横江さんファミリー、千賀さん、森さん、駒ケ根市の小松原さんだ。

最初に声を上げたのは横江ファミリー。20cmのアオベラや小ダイをゲットした。私は少し遠投してキスを狙う。今日のタックルはサオがシマノスピンパワーEX3.85m。リールもシマノ投げ専用のフリーゲン、スプールにゴーセンPEライン0.8号を200m巻き、その先にPEチカライト1~6号を結んでいる。

 

 

 

キスの反応はなし

横江ファミリーに「釣れる時間帯は7時ころから1時間だよ」とアドバイスする。上げ三分の潮がこの時間帯だ。しかし上がってくるのはたまに小ダイで、キスもハゼも釣れない。今日はなんだか様子がおかしい。

午前10時すぎに釣り座を変えた。もう少し北寄りの駐車場から遠い場所へ移動。ノベザオで釣っていた千賀さんがアジを釣った。これをエサに泳がせてヒラメやマゴチを狙うと言う。このサオに大きなアタリが出て千賀さんがアワセを入れたが掛からなかった。

投げ五目釣りで19cmハゼ登場【愛知・常滑りんくう釣り護岸】アジもヒットタケノコメバルゲット(提供:週刊つりニュース中部版APC・JOFI愛知・大田豊明)

ここでもキスやハゼが釣れない。2週間前はハゼの入れ食いだったのにどうしたのだろう。今日は暇な釣りになった。

良型ハゼ&ワタリガニ顔見せ

午後2時ごろ、横江隆之介くんのサオにビッグなハゼが釣れた。思わず周りから歓声が上がる。メジャーで計測すると19cmある。こんなに大きいハゼをりんくうで見るのは初めて。これも異常な感じを受けた。その後は森さんがアジを上げたくらいで目立った釣果に恵まれなかった。

投げ五目釣りで19cmハゼ登場【愛知・常滑りんくう釣り護岸】アジもヒット良型アジをダブルでゲット(提供:週刊つりニュース中部版APC・JOFI愛知・大田豊明)

最後に期待したのは夕マヅメ時。釣り座を高速道路橋近くに変える。薄暗くなったころ、まず千賀さんが大きいハゼをゲット。測ると18cmあった。

次に重そうにサオを巻いている小松原さんに大きいワタリガニがきた。すぐにピックでシメてクーラーに収める。カニはそのままにしておくと、茹でたときに脚がポロッと外れる。これを防ぐには、釣り上げた直後にピックなどを脳に突き刺して即死させるといい。

夕マヅメにバタバタとヒット

立て続けにアタリがあり、アジ、アナゴ、セイゴと釣れる。近くで釣っていた加藤さんに聞くと、メバルとカサゴを釣ったと言う。クーラーの中には型のいいタケノコメバルやカサゴ5匹が入っており、「雨の予報だったので、エサは買わず冷蔵庫のサバの切り身を持ってきた」そうだ。

投げ五目釣りで19cmハゼ登場【愛知・常滑りんくう釣り護岸】アジもヒット日が落ちてからはアナゴ登場(提供:週刊つりニュース中部版APC・JOFI愛知・大田豊明)

日中はあまり釣れなかったが、夕マヅメの1時間半でバタバタと釣れた。この時間帯だけを狙えば効率的な釣りが期待できるだろう。ただし、暗いのでライトや救命胴衣など夜釣りに適した準備と装備が必要だ。

最近気になるのは、釣り場にゴミが目立つこと。仕掛けや切れたライン、仕掛けのパッケージ、ペットボトルなど。持ち込んだものは持ち帰り、来たときよりもきれいな釣り場になるよう心掛けてほしい。

りんくうの釣り場はこれから秋の釣りシーズンに入る。早朝からのアジやイワシのサビキ、ルアーのマゴチやヒラメ、探りでカサゴやメバル、投げでカレイやマゴチなど、大いに期待したい。

<週刊つりニュース中部版APC・JOFI愛知・大田豊明/TSURINEWS編>

▼この釣り場について
りんくう釣り護岸
この記事は『週刊つりニュース版』2023年11月3日号に掲載された記事を再編集したものになります。