ワカサギ電動リールのおすすめ9機種を紹介 【ダイワ・シマノ・プロックスetc】

ワカサギ電動リールのおすすめ9機種を紹介 【ダイワ・シマノ・プロックスetc】

ワカサギ釣りのリールには電動リールと手巻きリールがありますが、1匹でも釣果を伸ばしたい人には手返しが圧倒的に早い電動リールがオススメです。今回はそんなワカサギ釣り用電動リールのメリットや選び方を解説。また、おすすめの電動リールも紹介していきます。

(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース関東版APC・郡直道)

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淡水の釣り ワカサギ釣り

目次

ワカサギ釣り用電動リールのメリット

ワカサギ釣りの電動リールは、タックル自体もコンパクトで軽く、ボタン1つで巻き上げが可能です。巻き上げ速度も速いため、手巻きだと10秒以上掛かるところを、数秒で巻き上げできるものも。これによって手返しが非常に早くなるので、必然的に時合で数を伸ばしやすいという点が電動リールを使う最大のメリットとなります。

また、より効率を求めた2本竿スタイルで挑む場合に2つのタックルを管理しやすいのも大きな利点です。機種によっては置き竿で自動的に誘いまで入れてくれます。1000匹越えの釣果を狙っていくなら電動リールは必須とも言えるでしょう。

ワカサギ電動リールのおすすめ9機種を紹介 【ダイワ・シマノ・プロックスetc】数を釣なら電動リールが有利(提供:週刊つりニュース中部版 編集部)

穂先のつけ外しが可能

ワカサギ釣りで電動リールを使う場合、竿にリールを取り付けるのではなく、リールに穂先を取り付ける形となります。これによって釣り場の状況を見極めて穂先を簡単に交換することができるのも電動リールのメリットの一つです。

穂先は調子や硬さ、素材などもアイテムごとに違い、ワカサギの食いが悪い時は食い込みのいい胴調子の穂先にする、水深が深いので重いオモリを使える硬い穂先に変更するなど、状況に応じて使い分けることで釣果アップに繋がります。

また、穂先は可変アダプターを電動リールに取り付けることで穂先の角度が調整可能。穂先の向きを水平にするほどアタリを見やすくなり、逆に穂先の向きを下げるほどアワせたときのブレが少なくなり魚が掛かりやすくなるなど意外と釣果に繋がる要素です。これが簡単に変更できるのも利点と言えるでしょう。

ワカサギ電動リールのおすすめ9機種を紹介 【ダイワ・シマノ・プロックスetc】アダプターを取り付けると穂先の角度が調整可能(提供:TSURINEWS編集部)

ワカサギ釣り用電動リールの選び方

実際にワカサギ釣り用の電動リールを購入する際に、考慮したいポイントを紹介します。

価格帯

ワカサギ釣り用の電動リールについては高いものでは3~4万円ほどの製品もありますが、安いものでは5千円~6千円程度で手に入ります。高価なものほど機能が充実しているのが特徴で、安価なものは機能面がシンプルなものが多くなります。

ワカサギ電動リールのおすすめ9機種を紹介 【ダイワ・シマノ・プロックスetc】上位機種は様々な機能を搭載している(提供:週刊つりニュース関東版 編集部)

カウンター機能

ワカサギ釣り用の電動リールには、仕掛けのあるタナがリールに数値として表示されるカウンター機能が付いているものがあります。ワカサギは状況に応じて群れているタナが変わるので、アタリのあったタナを把握するのは非常に重要。タナは道糸のマーカーをみて測ることもできますが、カウンター機能が付いていると一目で把握できるため便利です。また、自動で設定したタナに仕掛けを止めてくれる機能もあります。

握りやすさと軽さ

リールを選ぶ際は持ちやすさなども重要になってきます。リールの形状も様々なので、自分の手で握りやすそうなリールを選ぶといいでしょう。

また、リールが重いと疲れやすいこともありますが、短いタックルを使うワカサギ釣りでは、手に伝わる感度も軽いリールほど良くなる傾向があります。ハイエンド機種では外部電源化して電池を内蔵しないようにするなど各メーカーも軽量化に力を入れており、リールの軽さにも注目してみましょう。

ワカサギ電動リールのおすすめ9機種を紹介 【ダイワ・シマノ・プロックスetc】様々な機種があり形状も違う(提供:週刊つりニュース関東版 編集部)

電動リールに巻くライン

実際にワカサギ釣り用の電動リールを購入したら、スプールへ巻くラインも必要になります。一般的に使われるワカサギ釣りのラインは、PEラインの0.15~0.3号程度。また、穂先への仕掛けの巻き込み防止のため、リーダーシステムを組んでおくと安心です。市販のリーダーもありますが自作の場合は、リールのストッパーと穂先根本のガイドの間にシモリやビーズを通し、PEラインの先に竿の長さ以上のフロロ0.6号程度のリーダーを接続、リーダーの根本にウキ止糸などをつけておきます。

ワカサギ電動リールのおすすめ9機種を紹介 【ダイワ・シマノ・プロックスetc】ワカサギタックル例(提供:TSURINEWS編集部)

ワカサギ釣り用電動リールのおすすめ9選

それではおすすめのワカサギ釣り用電動リールを紹介していきます。

攻棚ワカサギモータードライブNC

プロックスの「攻棚ワカサギモータードライブNC」は実売5000円台とリーズナブルな電動リールです。カウンターはなく、機能面もかなり絞られている分82gと非常に軽量。ハイパワーモーターを搭載しており、スピーディーな巻き上げが可能なのも魅力です。また、穂先の角度が調節できるアダプターがデフォルトで付属しているのも嬉しいポイントとなります。

攻棚ワカサギモータードライブEC

攻棚ワカサギモータードライブEC」はカウンター付きのプロックスのリール。自動で指定したタナに仕掛けが止まる自動棚停止機能や、仕掛けの巻き込み防止の船べり自動停止機能、5段変速機能など必要十分な機能を搭載。自重も93gと軽量ながら、定価8980円と安価なのが魅力です。また、こちらのモデルも穂先の角度が調節できるアダプターをデフォルトで装備してます。

ワカサギB.I.D電動

ワカサギB.I.D電動」はアルファタックルのワカサギ用電動リールです。カウンターは付いておらず、機能もシンプルですが定価6000円とリーズナブル。人間工学に基づいた握りやすいスティックシェイプボディや、仕掛けが落下しやすく絡みにくい構造の縦型スプールなども魅力です。

クリスティアワカサギ E

クリスティアワカサギ E」はダイワのエントリーモデルのワカサギ電動リール。中~上位モデルと比べるとカウンターが付いておらず機能面は絞られますが、高い防水性能や船べり停止スイッチ、5段変速機能など、基本的な機能が搭載されているリールです。

クリスティア ワカサギ CRT R

ダイワの「クリスティア ワカサギ CRT R」はカウンター付きモデルのワカサギ電動リール。自動タナ停止設定などのカウンター付きリールならではの機能や、船ベリ停止機能の速度調整、10段階の変速が可能になるなど、「クリスティアワカサギ E」と比べて機能が複数追加されています。

クリスティア ワカサギ CRT R+

ダイワの「クリスティア ワカサギ CRT R+」は下位機種の「クリスティア ワカサギ CRT R」に比べて、自動で誘える機能が追加されているのが大きな特徴です。ステイする秒数や、巻く誘いの長さなども設定でき、パターンを入力して様々な誘いを自動で再現できます。また、デッドスローで追い食いを誘える「追い食い巻き」や、魚を散らさないように低速でタナに落とす「だんだん棚停止」など豊富な機能が搭載されている上位モデルです。

クリスティア ワカサギ AIR

クリスティア ワカサギ AIR」はダイワの電動リールの最上級モデル。外部電源の採用に加え、ボディも小型化しており、高機能ながら自重は82gと非常に軽いリールとなっています。軽量化することで繊細なワカサギのアタリも反映できる手感度を実現しており、操作性も向上。機能面は「クリスティア ワカサギ CRT R+」と同様で、自動的な誘いなど豊富な機能が搭載されています。

レイクマスター CT-T

シマノ「レイクマスター CT-T」はバックラッシュ・糸絡み防止システムや、ラバーコーティングによる高いグリップ力などハード面の細部にもこだわったカウンター付きのワカサギ電動リール。ソフト面も充実しており、巻き上げスピードの調整は7段階、誘いやオモリ選択の目安になる糸落スピードの表示や、船べり停止モードには氷上専用モードも搭載しているなど、快適でストレスのないワカサギ釣りを楽しめる電動リールです。

レイクマスター CT-ET

レイクマスター CT-ET」はシマノのハイエンドモデルリール。同シリーズの「レイクマスターCT-T」との大きな違いは、外部電源仕様になることで電池の持ちも良くなったほか、電池を本体に内蔵しないことにより自重が軽くなったこと。軽量化することで手感度も増し、操作性も向上しています。

機能面では、見やすい「大型ドット液晶」と、カウンター数値を手元の魚探の数値に合わせられる「水深補正機能」が追加されています。

電動リールと合わせて準備したいアイテム

ワカサギ用電動リールを購入する場合、スプールに巻くためのラインと取付用の穂先も必要ですが、落下防止のための尻手ロープやリールを置くための「たたき台(リールテーブル)」も準備しておくといいでしょう。また、先述した穂先の角度を変えるためのアダプターも、数を狙うなら用意しておきたいアイテムです。

<TSURINEWS編集部>