リーダーとPEラインの結束3選【PRノット・MDノット・FGノット】使い分け方は?

リーダーとPEラインの結束3選【PRノット・MDノット・FGノット】使い分け方は?

PEラインは、今や釣りに不可欠なラインですが、リーダーを必要として、ラインとリーダーの結束は、様々な方法があり惑わされます。今回ここでお話しますのは、結束の代表的な3種で、専用機器を使用しないFGノットは、非常に多くの方々が使用されています。それぞれ、播磨灘でボート釣りというシーンで、当たらずしも遠からずという、私の使い方です。

(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター丸山明)

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丸山明

ゴムボートから始めたボート釣りも25年を過ぎ、もうover60です。釣りを極めたいです。

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リーダーとPEラインの結束

代表的な3種 PRノット、MIDノット、FGノット。強度は、計測値でPRノットが最強の数値を示すそうですが、測定値の差であり実用的な強度として3種の大きな差は生じないものと考えています。

ジギングで根がかりしたとき、ジグだけが飛ぶのが最小の犠牲ですが、最悪はPEラインの高切れです。そう考えれば、結束部分が飛ぶのも譲歩部分かもしれませんが、魚との引っ張り合いでの強度さはないと考えて良いでしょう。

結束強度を最大にするには、どのノットでも丁寧にしっかりと巻くことが、一番の強度アップ方法です。そうすると、甲乙つけがたいそれぞれのメリットが表面に現れてきて、使い勝手の良い結束ができます。不安があれば、やり直し満足すればそれが最大強度になると教わりました。すると、結束部分が切れるのは、リーダーとラインの強度との関係ですが、根がかり以外に経験がありません。

この3種考えられた方は、素晴らしい工夫で、それぞれの使い勝手の良い方法を見てみます。

PRノット

計測値で最高強度を発揮するとされています。ボビンノッターを使用して、PEラインに負荷をかけて強く締めるようにリーダーに巻きつけ、強く締め付けています。これが最大の特徴です。

リーダーとPEラインの結束3選【PRノット・MDノット・FGノット】使い分け方は?PRノット(提供:TSURINEWSライター丸山明)

しかし、ボビンノッターを調子よく、くるくる回して右に左にときれいにラインを巻いていくのがややこしく、揺れる船上では難があります。右に行かないで左に行ってしまったりです。だから、必ず私は陸上でする結束です。

メリット:最高強度の結束方法が頷ける。
デメリット:揺れる船上では容易でない結束 ボビンノッター必要。
使用シーン:力勝負の3号以上のラインを使用するブリ狙いのタックル用。

MDノット

多分少数派でしょう。ラインツイスターという結束用機器を使用します。結束のメカニズムは、PRノットと一緒で、リーダーにラインを巻く摩擦系です。ただし、負荷をかけていません。

リーダーとPEラインの結束3選【PRノット・MDノット・FGノット】使い分け方は?MDノット(提供:TSURINEWSライター丸山明)

私は、1.5-2.0号ラインにこれを使用し、ラインツイスターのおかげで、揺れる船上でも難なくでき、老眼でも簡単で、一番使用頻度が高いです。そして、2号ラインで魚との引っ張り合い、結束が飛んだ記憶はありません。

リーダーとPEラインの結束3選【PRノット・MDノット・FGノット】使い分け方は?MDノット巻き付け中(提供:TSURINEWSライター丸山明)

メリット :汎用性高く、使いやすく便利簡単、総合点高い。
デメリット:ラインツイスターが必要。
使用シーン:ルアーからエサ釣りまですべての釣りで使用できる。

FGノット

手作業だけで強度の高い結束ができるので、使われる方が大物から小物まで一番多い結束方法だということです。指に巻き付け、時には足も登場、八面六臂の五体の活躍は、私には到底できるものでなく、敬遠していました。

リーダーとPEラインの結束3選【PRノット・MDノット・FGノット】使い分け方は?FGノット(提供:TSURINEWSライター丸山明)

でも、PEラインを口でくわえるか、リールハンドルに結ぶなどを知り、使いやすくなりました。ロッドの弾力を利用したリールハンドルは正解ですが、最近はラインの端をカラビナに結び、身体か物に掛けるとやりやすく、さらに、L字の遊動テンビンで両端が指を広げた状態と同様にして、ラインを固定するものを作りました。

全部web上の情報収集で得れ、多くの方々が使用されるノットだけに、工夫で使い勝手が進化しています。

リーダーとPEラインの結束3選【PRノット・MDノット・FGノット】使い分け方は?テンビン加工のライン伸張(提供:TSURINEWSライター丸山明)

1.5号以下のキャスティング用には、ノットが小さく使いやすく、必要にして十分な強度です。総合的に機器を使用しないので便利で、最近はFGノットの使用頻度が高まりました。

メリット :機器を使用しない(コスト不用)で、編み込み強度高い。
デメリット:手作業が老眼に負担……。
使用シーン:1.5号以下のキャスティングタックルやサビキ仕掛け用タックル他、使用頻度が高くなっている。

根ずれや魚の口などの対策、穂先や仕掛けとの絡み防止などなど、様々な役割を持つリーダーです。しかし、結束は面倒ですが、これも釣りの仕掛けづくりのひとつでしょう。

FGノットは、指にぐるぐるから進化して、簡単に強度ある結束方法が出てきています。使う方が多いというのは、自ら進化していくのを実感します。昔々ににジギング始めた時、なんたって電車結びでしたから私も進化しました。

<丸山明/TSURINEWSライター>