波止でのアジング&エギング釣行でアジにケンサキイカにアオリイカ【大阪・泉南】

波止でのアジング&エギング釣行でアジにケンサキイカにアオリイカ【大阪・泉南】

夏も終わりに近づいた土曜日の昼下がり、この日は当直明けで帰宅後に家事を済ませて釣行準備をしていた。釣友からの連絡で泉南地域でアカイカ(ケンサキイカ)が回遊しているとの情報が入って来た。

大阪府のリアルタイム天気&風波情報

(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・福岡崇史)

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福岡崇史

1985年生まれの会社員。釣り好きが高じて大学・大学院で生物地理を研究。アジングやライトゲームが得意。

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ショア ソルトルアー

アジング&エギングのリレー釣行

大阪湾の場合、秋が近づいたタイミングでケンサキイカが入ってくると知っていた。しかし、ここ近年の酷暑のせいで秋なんてまだまだだろうと思っていたのだが、それは人間だけで海の中は確実に秋が訪れているのだろう。

夕方の地合いに向けて、場所取りも兼ねて自宅を出発。一路泉南地域のポイントへ移動する。特に渋滞に遭う事もなく15時過ぎにポイントへ到着。まだまだポイントに空きがあり夜の事も考えて比較的ライトが当たる場所にセット。地合いには余裕があるので準備を進める。

当日のタックルセッティング

アジングタックルは5.4ftの宵姫・華に0.2号のエステルを巻いたものをセット、アカイカ用のタックルは通常のエギングタックルではなくメバリングロッドの少し硬めのものにPE0.5号を巻いたセッティングの2セットとした。

まずはアジングを楽しむ

準備していると南からの風が強くなってきた。さらに曇ってきて怪しげな雰囲気。まさに夕立の予感がする。アカイカにはまだまだ時間があるのでアジングからスタート。

折からの南風でいつもの0.5gのジグヘッドでは釣りにくいと考えて0.8gのタングステンジグヘッドをセットする。このポイントは漁港のライトが当たる場所がシャローで明暗部からカケアガリになっており、魚の付き場も集中している。

まずは、デイアジングの定番のボトム付近からリサーチしていく。比較的早めのアクションで素早くサーチしていく。アタリが無ければカウント数を減らして上層を探す。数投したときに小さなアタリが出た。

正面からの風なのでちょっと強めに合わせるとこの時期では珍しい強い引き。ドラグも出るので少し期待できるサイズである。寄って来たのは貴重な20cmクラスのアジ。これは嬉しい。とりあえずはボウズ逃れが出来た。

しかし後にも先にも20cmクラスはこの1匹のみで後は豆アジパラダイスに……。ジグヘッドのウェイトは落とさずにフックのサイズだけを落として豆アジを楽しむ。サビキの釣り人にも連続でヒットしている。

波止でのアジング&エギング釣行でアジにケンサキイカにアオリイカ【大阪・泉南】20cmクラスのアジをキャッチ(提供:TSURINEWSライター・福岡崇史)

ゲストにカマスをキャッチ

アジのアタリが減ったと思っていたらガツンと強いアタリ。しかもよく引く。サバのように右左には動かないが突っ込むような引きで楽しませてくれる。

最後に手前でギラリと反転したのはカマス。もう秋が近づいている事を感じる一匹であった。アジのアタリが減ったのはカマスが入った影響と思われた。そろそろアカイカのお出ましとなるかと感じ、タックルをチェンジした。

波止でのアジング&エギング釣行でアジにケンサキイカにアオリイカ【大阪・泉南】ゲストで釣れたカマス(提供:TSURINEWSライター・福岡崇史)

アカイカを狙う

夕マズメのラッシュが終わろうとしている頃、隣のエサの人が「当たった」とつぶやいた。キビナゴをエサにアカイカ狙いの方のようで沈んだウキを見てアワセを入れるとアカイカがヒットしていた。

これはチャンスとばかりにメバリングロッドにセットした餌木をキャスト。アカイカ狙いの場合、アオリイカ程の激しいジャークは必要ないと思っているので優しめのジャークでボトムから順番に探っていく。

餌木はヤマリアのナオリーレンジハンターの1.8号で、おおよそ3.2秒で1m沈むタイプなので15~20秒で底まで到達できる。

アオリイカの新子はリリース

何投かしてもアタリが無いなと思っているとフォール中にガンガン当たってくるがどうやらサバのようでこの群れを抜けないと当たらないと思い暫くは我慢。糸がふけたのを頼りにボトムを確認してシャクリを入れる。しかし当たらない。

偵察のアカイカだったのかと諦めかけていた時、シャクった瞬間に重みが乗った。キュンキュン引っ張られて上がってきたのはアオリイカの新子。これはリリースサイズ。

本命のアカイカ登場

アオリイカが入って来たことで、間違いなくイカが入っている事は確認できたので、丁寧にレンジを探すことが優先と感じて再びキャストを繰り返す。しばらくするとトロリと潮が左手方向に流れ出した。

するとまたシャクリでイカがヒット。アオリイカに比べて引きは小さいがヌッと浮上した個体は明らかなアカイカ。やっと釣れたと安心。リレーフィッシング成功である。

そこから怒涛の連続ヒット。2投に1回ペースでアタリそのうち上手く乗せれたのは3匹。サイズはバラバラであったが短い怒涛のラッシュとなった。

潮が止まる直前の8時30頃、ラストを飾ったのは新子サイズのアオリイカ。秋の終わりに再会出来る事を祈念してリリース。アジもイカも良く釣れた週末の午後であった。

<福岡崇史/TSURINEWSライター>