堤防から楽しめるタチウオのテンヤ釣り。ルアーゲームと融合してライトテンヤという新たなゲームに進化した。最近は混雑を避けてボートから楽しむスタイルが注目されている。今回、ライトテンヤゲームの達人で、アクアウェーブのフィールドテスターを務める市橋貢さんの実釣を通し、このゲームについて紹介したい。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWS編集部・五井貴矢)
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高活性時に数を伸ばす方法
後半に差し掛かったころ、再びタチウオの活性が上がってきた。市橋さんは着水後、すばやく数m巻いてからシャクリに移る。即座にタチウオがヒットし、次のキャストでも釣果を追加した。
群れの上を早巻きで通すことで、食い気のある個体は群れから出てテンヤを追う。こうすることで、高活性な個体から順に釣ることができ、釣りの効率がアップする。
食い渋り時の対処法
終盤戦、タチウオも徐々にテンヤを学習しショートバイトが増えてきた。そこで、食い渋ったときの対処法を市橋さんに聞いた。その方法は、
・テンヤはより軽く
・シャクリ、巻き速度ともスローに
・フォールの時間を長くとる
・コツンという食い上げの小さなアタリを逃さない
・送り込んでアワセる
これらを駆使して対処するのがおすすめとのこと。こうした小技を駆使し、市橋さんは沖上がり前にもタチウオをキャッチした。
午後9時半にロッドオフ。ラストまでバイトが続き釣りを終えることができた。なお、ボートライトテンヤのタチウオはこれからが最盛期、釣期は11月いっぱいまで続く。シーズン後半はスローな誘いが奏功することが多いのでこれを意識して攻略してほしい。
なお、今回紹介した一連のゲームスタイルは、堤防からの釣りにも応用できる。フィールドを問わずぜひ試してほしい。
<五井貴矢/週刊つりニュース中部版編集部>