連日の猛暑続きで釣行にも二の足を踏んでしまいそうだ。ならば暑い関東を抜けだし避暑を兼ねて出かけてみてはいかがだろうか。標高1123mの長野県小海町にある松原湖なら、避暑釣行はもとより湖畔の宿に宿泊すれば夜はクーラーなしでも過ごせる。リゾートイン立花屋なら宿泊パックもあるので1泊とは言わず連泊して、同湖の元気ベラを攻略してみてほしい。
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釣り方とエサ
長野県内では数少ないロープ止めでのレンタルボート釣りが可能なのが同湖の強み。やりたくてもできない長竿(21尺前後)が、ここなら気兼ねなく振り回せる。短竿浅ダナだと日並みの影響を受けやすいが、長竿チョウチンなら安定した釣りが楽しめる。エサは断然両ダンゴが面白い。深いタナなら浅ダナよりも魚が素直なので、飛び込むような豪快なアタリを楽しめるだろう。
数を狙うならリズミカルな短竿(10尺前後)がベスト。浅ダナでもチョウチンでも手返し重視でエサを入れていけば、何かしらの答えが返ってくるはずだ。ただし気難しい魚も多く、混雑度合いによっては影響も受けやすい。両ダンゴで決めアタリが出せない時のために、非常用としてトロロやインスタントウドンなどを準備しておきたい。
底釣りも忘れてはならない。とくに弁天ロープ(竿16尺前後)は、日ごろから底釣りファンがエサ打ちしているのでアタリ出しも早い。春に人気だった水深の浅い血の池沖ロープもやれば釣れるが、この時期は型が小さくなる。エサは両ダンゴでいいが、食い渋り対策としてわたグルや凄グルなど、単品で使えるグルテンはお守り代わりに用意しておきたい。
朝の表層水温が21度と関東の平場では考えられないほど低い。これも高い標高の恩恵だが、ヘラブナにとっては適水温なので、よほどの悪条件が重ならない限り魚の活性はキープされるだろう。活性が高ければ釣り方を選ばないので、好みの釣りで楽しめる。避暑を兼ねて、この夏は泊まりがけで出かけてみてほしい。舟宿には宿泊パックも用意されている。
<週刊へらニュース棚網久/TSURINEWS編>