ヘラブナ秋のイベント開幕!「晩秋の新ベラ放流」攻略5つのポイント

ヘラブナ秋のイベント開幕!「晩秋の新ベラ放流」攻略5つのポイント

ヘラブナ釣りを楽しむ2大イベントとして、「春の乗っ込み」と「晩秋の新ベラ放流」がある。今回は新ベラのポイントを押さえて、ピカピカの新ベラを求めて管理釣り場へ出かけよう。

アバター画像 TSURINEWS編集部

ヘラブナ釣り 淡水の釣り

新ベラ狙いのエサ

宙釣りの場合、ウキがなじんでいく途中でアタらせたいので、ある程度エサの開きがあり、エアを含んだ軽めのエサが必要になる。

新べらグルテンをベースにして、ブレンドするエサでバラけ方を調整する。

例えば、バラけやすいボソタッチのエサがいい場合、新べらグルテン50cc、グルテン四季50cc、水90cc。

ヘラがたくさん寄ってエサ持ちを良くしたい場合、新べらグルテン100cc、わたグル50cc、水150cc。

エサ持ちを強化したい時は、新べらグルテンを新べらグルテン底に替えてもいい。

マッシュが多く含まれているエサ(新べらグルテンやグルテン四季など)を作る時にはエサ袋を逆さまにして、上下に振ってしっかりマッシュとグルテンを混ぜてからの方が、出来上がりにもムラがない。

エサの作り方

ヘラブナ秋のイベント開幕!「晩秋の新ベラ放流」攻略5つのポイントヘラブナ秋のイベント開幕!「晩秋の新ベラ放流」攻略5つのポイントヘラブナ秋のイベント開幕!「晩秋の新ベラ放流」攻略5つのポイントエサ、水の量をしっかり測って混ぜよう

粉を入れて水を入れたら15~20回ほどしっかりかき混ぜ、1分ぐらい放置して、完全に固まる前に指でほぐしてエアを含ませる。

よりエアをたくさん入れたい時は、ハリ外しや割り箸でほぐす人もいる。

エサ付け時の圧力のかけ方や丸め方で、エアの抜き加減を調整することで重さやバラけ方を釣況に合わせる。

底釣りの場合、なじんでいく途中ではあまりバラけさせたくないので、なじみ切ってからエサが膨らむイメージで作りたい。

凄グルをベースにしてブレンドするエサで、比重やグルテンの残り具合を調整。

例えば、打ち始めなどヘラを寄せるためマッシュが抜けやすいエサにしたい場合は凄グル50cc、グルテン四季50cc、水100cc。

上ずりを抑えたいときなど比重のあるエサがいい場合は凄グル50cc、いもグルテン50cc、水100cc。

底釣りエサの場合、宙釣りと同じようにしっかりかき混ぜたらエサボールの端に寄せて、そのまま5分ぐらい放置すれば出来上がりだ。

エサ持ちがいいエサに仕上げたい場合は、水を入れて完全に固まる前に軽く練り込んでシットリさせるといい。

どちらの釣りのエサも、粉の量と水の量を正確に計った方がいいだろう。

粉と水の比率が少し変わるだけで、仕上がりに大きく差が出てしまうので、自分なりの基準を作って、同じタッチに毎回なるようにしたいところだ。

レンドするエサの比率や水量を変えることで、より性格の強いエサにできるので、釣況に合わせてエサの硬さやバラけ方に変化をつけて、少量ずつ作るようにして、小まめに作り替えることをお勧めしたい。

新ベラの釣り方:宙釣り

ヘラブナ秋のイベント開幕!「晩秋の新ベラ放流」攻略5つのポイント宙釣りのイメージ図

エサの大きさは打ち始めなどヘラを寄せるため、やや大きめの5円玉ぐらいにして、食わせるようにしていく場合は、人差し指の頭から小指の頭ぐらいの大きさがいいだろう。

エサ付けが非常に大切で、上部のチモトだけを押さえて付けるのか、全体を押さえて丸めるのかで、エサの比重とバラけ方が大きく変わってくる。

どんな付け方で、ウキがどのぐらいなじむのかを確認しよう。

エサの打ち始めは、振り切りで打ってゆっくり落ちていくようにする。

ウキのトップが5目盛り前後はなじむようにエサ付けを調整して、ウキがなじみ切ったら待たないように打ち返す。

エサ打ちを繰り返し、ウキのトップの付け根付近でのアタリでも、ウキに変化があれば積極的にアワせていく。

エサ落ち目盛り前後で出る止めや食い上げで食っていることも多いので、ヒット率が高いアタリを見つけるまでは、ツンと入るアタリ以外でもアワせていこう。

ヘラが多く寄ったら、エサ打ちを落とし込み(ウキの立つ位置にエサを落とす)にしたり、エサのブレンド水量付け方に変化をつけ、軟らかめがいいのか硬めがいいのか、ラフ付けするのか丁寧に付けるのかなど、釣況に合わせる調整が必要になってくる。

ヘラブナ秋のイベント開幕!「晩秋の新ベラ放流」攻略5つのポイントダブルヒット例

エサだけで対応することができない場合も多いので、アタリが少ない時はウキやハリも小さめでハリスは長めになり、アタリが多い時は逆の対応をするといいパターンが多いと覚えておこう。

もう1つ大切なことがタナを探ることで、1mぐらいから底近くまででアタリが多く、ヒット率が高いタナをウキを30cmずつぐらい動かして見つけたいところだ。 

新ベラの釣り方:底釣り

ヘラブナ秋のイベント開幕!「晩秋の新ベラ放流」攻略5つのポイント底釣りのイメージ図

打ち始めのエサの大きさは人差し指の頭ぐらいからにして、ヘラが寄ってきたらパチンコ玉ぐらいの大きさにすることが多い。

まず重要なことがタナ設定。

上バリトントン」と言って、上バリがギリギリ底に着くタナが一番感度も良くなるが、底の凹凸(おうとつ)などで上バリが底から離れると嫌なので、私は上バリ2~3cmずらしからスタートすることが多い。

カラツンが多い場合はずらし幅を多くし、スレが多い場合やアタリが出にくいときは、ずらし幅を少なくするパターンが多い。

私は1cmずつタナを微調整している。

エサ打ちは底釣りの場合、基本的にウキの立つ位置から50cmぐらい前へ落とし込みで打っている。

底釣りの場合は、宙釣りと違ってエサ落ち目盛りを通過する前後のアタリは取らない方がいい。

ヒット率が低いことが多く、上ずりやすくなってしまうからだ。

上バリ3cmずらしなら、2目盛り前後のなじみ幅になると思うが、ウキがなじみ切って一度静止してからか、少しでもウキが返ってからのアタリを狙っていこう。

底釣りは宙釣りよりもアタリが小さく、1目盛り前後チクッと入ることが多い。

ヘラブナ秋のイベント開幕!「晩秋の新ベラ放流」攻略5つのポイントアタったとき

エサ落ち目盛りよりウキが上がる「食い上げアタリ」が取れるようになると、数が伸ばせる可能性も高い。

底釣りでアタリが少ない場合は、タナが間違っていることもある。

ヘラの泳ぐ水流で底が掘れたり、ミチイトが伸びたりすることで、思っているタナ設定になっていないことがある。

ウキのなじみ幅を確認し、おかしいと思ったらタナ取りをやり直すといいだろう。

次ページでまとめ