ジギング船などを中心にサワラの釣果が上がっている。群れの動き次第で専門に狙っていく可能性もある。また、例年東京湾~相模湾にかけて回遊するので、こちらも状況次第で狙ってみてはいかがだろうか。そんなサワラのオフショアジギングでの狙い方を解説する。
関東でのサワラ釣況は?
内房木更津の宮川丸ではタチウオとあわせて五目釣りスタイルで状況を見ながら狙っていく。10月半ばにはサゴシ級主体ながら0~3尾上がった日も。
東京湾では、深川木場の吉野屋で1日から、ジグでのシーバスや青物・サワラ狙いで受け付け開始。
横浜山下橋の渡辺釣船店で、31日の午後ルアー青物船でサワラサイズが上がっている。原木中山の林遊船ではチャーター船で狙う。相模湾では、佐島の相洋丸でも状況次第で受け付け。
ジギング&キャスティング
スピニングならジグを軽くキャストできるので、広範囲を探れる。また急にナブラやトリヤマが現れたときも、素早く対応可。
一方、ベイトリールはフォールでのアタリが取りやすい利点がある。
ミチイトPEライン2~3号にショックリーダーフロロカーボンライン10号前後を3~5m。ジグに近い部分は鋭い歯によるラインブレイクを防ぐため、バイトリーダーとしてさらに太いフロロカーボンライン12~14号を30~50cm。
ジギングのルアー
ジギングで使用するジグは120~150gにアシストフックの5/0前後、リアには1/0前後のトリプルフックなどが一般的。
キャスティングのルアー
キャスティングでは7フィート前後の専用ロッドを使い、ショックリーダーはロッドと同じ程度の長さにし、PEラインの結び目がスプールに巻き込まないようにする。
キャスティングで使うルアーは11~18cmほどのミノー。ほかにも本流のサケやマスを狙うような大型スプーンも有効。
ジギングのアクション
どのアクションに反応するかは状況によって違うので、いろいろと試そう。
フォール中にラインが止まれば掛かった合図なので、すばやくアワせる。遅れるとリーダーに鋭い歯が触れ、ラインブレイクの原因になる。フォール中もラインの変化を見逃さないように。
キャスティングのアクション
キャスティングでのアクションはただ巻きでOK。遅すぎると見切られ、速すぎると魚が追いつけない。最適なスピードを見つけよう。
遠投するときは安全を考えてアンダーキャストで。
魚を掛けたあとは強引に巻く。遊ばせると、円を描くように回るので、オマツリの原因になる。
歯が鋭いので、フィッシュグリップでつかみ、ルアーを外すときは必ず長めのプライヤーを使おう。
<週刊つりニュース関東版 編集部/TSURINEWS編>