愛知県一宮市にある人気のトラウト(ニジマス)管理釣り場「北方川釣り体験場」が10月28日、待望のオープンを迎えた。早速現地を訪れたので当日の様子をレポートする。
放流直後は高活性!
釣り場に入ったのは午前8時。
すでに200人ほどがロッドを振っており、ファンの絶えないこの釣り場の人気ぶりがよく表れていた。
放流直後ということで、各所で次々にロッドが曲がっている。この時間帯はトラウトの活性が高く、スレていないので、さまざまなルアーでチャレンジできる楽しい時間だ。
プラグからスプーンまで、皆思い思いのルアーをキャストしヒットを得ていた。
ルアーローテーション
その後、しばらくするとトラウトたちはルアーを学習し、反応はしても口を使わない状況に変わっていった。
すべての管理釣り場でいえることだが、ここからがルアーマンにとって面白い時間帯で、ビギナーにとっては腕を磨くチャンスだ。
基本的に赤金やピンクなどアピール系カラーのプラグやスプーンでスタートし、スレてきたらクリアー系や茶系など、徐々に地味な色にローテーションさせていくのが基本。
スプーンの大きさも扱いやすい1.5g前後からスタートし、0.8gあたりまで徐々に小さく、軽くしていく。
このローテーションをするだけでも、しばらくは数が稼げるので、エリアトラウトの経験が少ない人は、まずは多様なカラー、タイプのルアー(主にスプーンでOK)を持参しよう。
ちなみに同所の実績カラーは、赤金、ピンク、カラシ、ペレット、茶系カラーだが、取材当日は白がよく効く時間帯もあった。
そして、お昼を迎えるころにはトラウトたちの食いも一段落し、ここからは「ルアーをどのように動かすか」で釣果が左右される状況へと変わっていった。
アクションパターン
当日は、私もロッドを振り、ベテラン勢からヒントやアドバイスをもらいながら、ヒットパターンを探った。
食い渋る時間に入ってからしばらく効果があったのが、1g以下のウォブンロール系スプーン(幅広なタイプが該当することが多い)をヨタヨタとデッドスローで引き、カケアガリのくぼみに沿って、沈めながら巻くパターンだった。
クリアーカラーのクランクベイト(2.5cm)を一度早巻きして潜らせ、意図したレンジに達したら、浮き上がらないギリギリの遅さでリトリーブする釣り方でもヒットを得ることができた。
こうして釣果を追加しながら閉場時間までゲームを楽しんだわけだが、今季放流されているアベレージサイズのニジマスは、よく太った体高がある30cmほどの個体も多く、元気のいいファイトを見せてくれた。